夏の肌は、紫外線や冷房による乾燥などで過酷な環境にさらされています。スキンケアに力を入れるのはもちろんのこと、身体の中からのケアも行いましょう。
夏だからこそ、心がけたい食べ方があります。
ローフード・マイスターの筆者が、肌のツヤとうるおいを保つためにさけたい食習慣とおすすめのレシピをご紹介します。
■「肌のツヤとうるおいを保つためにさけたい食習慣」3つ
(1)酵素不足は美肌の大敵
夏は、身体が冷えるからと生野菜をさける方もいるようですが、これはNGです。
生の野菜には、たっぷりの酵素が含まれています。この酵素は新陳代謝をアップさせ、肌のターンオーバーを正常にさせる作用があるので、なめらかな美肌のためには欠かせないものです。
生の野菜は、48度以上で調理をすると酵素が壊れてしまいますので、温野菜だけでなく生野菜も同時にとるようにしてください。
美肌のための生野菜レシピ
簡単ディップと野菜スティック
発酵食品を使ったディップでどうぞ。肌のために最適なフィンガーフードです。
材料(作りやすい分量)
・クリームチーズ 50g
・プレーンヨーグルト 50g
・味噌 小さじ2
・オリーブオイル 小さじ1
・塩 少々
・ブラックペッパー 少々
・きゅうり、にんじん、セロリなどのお好みの野菜をお好きなだけ
作り方
(1)お好みの野菜をスティック状にカットしておきます。
(2)クリームチーズは常温でやわらかくしておきます。
(3)(2)とすべての材料をよく混ぜ合わせてディップを作り、(1)と共にお召し上がりください。
山芋のシンプル漬物
肌や髪をつくる材料である「たんぱく質」の吸収をうながすネバネバ成分が豊富な山芋をどうぞ。夏バテにも効果が期待できます。
材料(2人分)
・山芋 5~6cm
・酢 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・みりん 大さじ1
・わさび 適宜
作り方
(1)山芋は皮をむき、短冊切りにしておきます。
(2)タッパーに酢、しょうゆ、みりんを入れて混ぜ合わせたところへ(1)を加えて漬け込みます。
(3)1時間半ほど漬け込めば食べられます。お好みでわさびを添えてお召し上がりください。
サルサ風万能ソース
生野菜をたっぷり使った、フレッシュなソースです。肉や魚の料理にはもちろん、豆腐に添えてもOKです。
材料(2~3人分)
・トマト 1個
・玉ねぎ 1/4個
・ピーマン 1個
・ケチャップ 大さじ3
・はちみつ 小さじ1
・酢 大さじ2
・オリーブオイル 小さじ1
・塩 少々
・タバスコ 5~6滴
作り方
(1)玉ねぎとピーマンはみじん切りにして、水にさらしておきます。
(2)トマトは5mm程度の角切りにしておきます。
(3)ケチャップ、はちみつ、酢、オリーブオイル、塩、タバスコを器に入れてよく混ぜ合わせます。水気を絞った(1)とトマトを加えてさらに混ぜ合わせれば完成です。
(2)市販の揚げ物はなるべくさける
市販の揚げ物は高カロリーで太るだけでなく、揚げてから時間が経ったものは、油が光や酸素に触れることで酸化が進みます。この酸化した油を体内に入れてしまうと、身体に負担がかかり肌細胞も活性化しにくくなります。
揚げ物が食べたい時は、自宅で調理しましょう。酸化しにくい性質を持つ「コメ胚芽油」を使って揚げることがおすすめです。
美肌のための揚げ物レシピ
緑黄色野菜のフリッター
美肌効果を期待できる「β-カロテン」が豊富な緑黄色野菜を、さっと揚げていただきましょう。「β-カロテン」は脂質と一緒にとると吸収率がアップするので、肌にとって理想のメニューです。
材料(2人分)
・にんじん 1/2本
・ピーマン 1個
・ゴーヤ 1/3本
・薄力粉 80g
・炭酸水 100ml
・コメ胚芽油 適宜
作り方
(1)にんじんは皮がついたまま5mm幅の輪切りにし、ピーマンは乱切り、ゴーヤは種とワタを取り除いて薄切りにしておきます。
(2)薄力粉と炭酸水を混ぜて衣をつくります。
(3)フライパンに1cmほどコメ胚芽油を注いで熱し、衣をつけた(1)をさっと揚げ焼きすれば完成です。塩やケチャップなどでお召し上がりください。
(3)糖質の高いスイーツには要注意
暑さが疲れを呼ぶこともあり、夏はつい甘いものに手が出やすくなる時期です。
ですが、糖質の高いスイーツをひんぱんにとっていると、美肌効果を期待できる「ビタミンB2」が糖質の分解のために消費されてしまうので要注意です。
美肌のためのシュガーフリースイーツレシピ
スイカシャーベット
ひと手間ですいかがいっそう美味しくなります。夏ならではの簡単シャーベットレシピです。
材料(3~4人分)
・スイカの実 300g
・はちみつ 大さじ1
・豆乳または牛乳 大さじ1
・レモン汁 小さじ1
作り方
(1)スイカの実はひと口大に切り、種をとっておきます。
(2)はちみつ、豆乳または牛乳とレモン汁を混ぜ合わせておきます。
(3)ジッパー付きのビニールバッグに(1)を入れ、(2)を加えたら封をしてよくもんで味をなじませます。
(4)(3)を冷凍庫で冷やし固めれば完成です。食べやすい大きさに砕いて器に盛ってお召し上がりください。
パイナップルムース
フルーツの甘みだけで十分に美味しくできます。食物繊維もしっかりとれます。
材料(2人分)
・バナナ 1本
・パイナップル 100g
・プレーンヨーグルト 50ml
作り方
(1)バナナ、パイナップルはひと口大にカットし、プレーンヨーグルトとともにミキサーで撹拌します。
(2)(1)を器に盛り、冷蔵庫で冷やせば完成です。
美肌のためには、肌が必要としている栄養素を過不足なくとることがお約束です。「食」の面からもスキンケアを心がけて、ツヤとうるおいあふれる夏の肌を磨いていきましょう!
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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・「夜納豆」でダイエット!糖質制限もできる納豆レシピ4つ
【参考】
※酵素 – わかさ生活
※山芋(とろろ) – わかさ生活
※コメ胚芽油 – わかさ生活
※β(ベータ)カロテン – わかさ生活
※ビタミンB2 – わかさ生活