「忙しくて、毎日1度は外食する」という習慣をお持ちの方もいることでしょう。では、そのメニュー選びですが、どんなことに気をつけていらっしゃるでしょうか。
カロリーや脂質、糖質などに注意することも大切ですが、ほかにも重要なポイントがあります。外食の際に見落としがちな点について、ウエルネス&ビューティーライターの筆者がご提案します。
■外食が「娯楽」ではなくなっている方へ
外食といえば、家族や友人と集って会話とともに食も楽しむというパターンがあります。
こうした日常的ではない娯楽的な要素の強い外食の場合は、多少羽目を外して、存分に好きなものをいただくこともよいでしょう。なぜなら、後で調整をすればいいからです。
■日常の食事として外食をする場合に、気をつけたいこと3つ
日常の食事として外食をする場合、栄養バランスが崩れてしまうと、すぐに体調や肌、体重、体脂肪などに影響が及んできます。
次に挙げる3つの例を参考に、身体に負担をかけない食べ方を心がけるようにしてください。
(1)夏に注意!冷たい麺&飲み物の組み合わせ
暑い時の冷たい麺は、美味しいものですね。つい、手が伸びるのもわかりますが、同時に冷たいウーロン茶やビールなどをとってしまうと、身体を冷やすことになりかねません。
冷たい麺を選ぶなら、温かい飲み物かスープを添えてください。また、サイドメニューに炒め物や煮物などの小皿があれば、より理想的です。
(2)複数の「動物性たんぱく質」を同時に食べない
「肉と魚」「肉と卵」といったように2種類以上の「動物性たんぱく質」を同時に食べると、消化に負担がかかってしまいます。すると、消化のために体内の「酵素」が無駄に使われ、デトックスが滞ったり、代謝が下がるため太りやすくなります。
また、肌や髪にもよくない影響が及びます。
ワンプレートの中に、ハンバーグや魚のフライがのっているランチや親子丼、かつ丼といった肉と卵を一緒に食べるようなメニューはさけることをおすすめします。
(3)スイーツを食事代わりにするのを避ける
人気のパンケーキ店はランチ時もにぎわっていますが、スイーツを食事代わりにすることはおすすめできません。1食での栄養バランスが崩れることはもちろん、空腹時に甘いものを食べると血糖値が急上昇し、「インスリン」が過剰に分泌されてしまいます。
そうなると、糖分が体内に吸収されて脂肪としてたまりやすくなります。
暑さで食欲がない時でも、スイーツはあくまでもデザートか、間食としていただくことを心がけてください。
■おすすめ「外食メニュー」3選
外食でとりにくい栄養素が比較的とれるメニューが以下の3つです。
(1)刺身定食
生の刺身は、良質な「たんぱく質」と「食物酵素」が同時にとれる優秀な食材です。
定食なら、温かい汁物や小鉢がついている場合が多いので、数多くの食材をいただくことができ、カロリーや脂質ともに少なめなのでうれしいですね。
(2)スープカレー
夏に人気のカレーですが、一般的な外食のカレーには小麦粉や油脂がたくさん使われています。そのため、高カロリーになり、野菜も少なめです。
スープカレーなら、大きくカットされた野菜がたくさん入っていて小麦粉も使っていない場合がほとんどなので、安心です。
(3)そば
麺類が食べたい時は、そばがおすすめです。そばには、「たんぱく質」「各種のビタミン」「ミネラル」「食物繊維」が豊富に含まれているので、理想的な食材です。
卵や山菜などをプラスすれば、いっそうバランスがよくなります。
外食であっても栄養のバランスさえ考えていれば、美にも健康にも悪影響は及びません。ご自身の体調や気分と相談しながら、無理のない範囲で毎日の食生活を楽しんでくださいね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※酵素 – わかさ生活
※そば – わかさ生活