まだまだ寒いこの時期、体がガチガチに固まりがち。寝てもだるさが取れない状態になっていませんか? 今回は、ヨガの代表的な下を向いた犬のポーズ「アド・ムカ・シュヴァナーサナ」をヨガビギナーでも気軽にチャレンジ出来るよう、椅子を利用したバージョンでご紹介します。本当に気持ちよすぎて溜息が漏れちゃうので、仕事の合間にトライする人は、気をつけて下さいね。
■寒い日に体と心を元気にする方法
女性の体はとても繊細。春めいた昼下がりから、一気に極寒の冬空に震える日が続けば、誰でもダメージを受けてしまいます。すると当然のように自律神経の乱れから、やる気が起きない心の不調が続きます。
「だる重状態」から抜け出すには?
軽く体を動かして、全身の血液循環を促し、体温を上げることが大切です。体温が上がり内臓の働きもよくなると、体本来の機能が回復し、乱れていた自律神経も整ってきます。体温をあげる手っ取り早い方法は、温かいものを食べ、温かいものを飲むことですが、やはりヨガは外せません。
ヨガがおすすめな理由
ゆったりとした呼吸に動きを合わせるヨガは、血行がよくなるだけでなく「ハッピーホルモン」と言われるセロトニンの分泌が促されます。このセロトニンは緩やかな運動や腹式呼吸で分泌されやすくなると言われているので、元気のない時こそ、ヨガが心や体のスパイスになってくれるのです。
■アド・ムカ・シュヴァナーサナ(椅子を使用したアレンジver.)
ポーズの効果や注意点
体の裏側全体を伸ばすのに最適なポーズです。椅子に座った姿勢が長い人は、下半身の血行が悪くなり、むくみも生じやすいので、深い呼吸と共に全身を伸ばすようにしてみて下さい。また、普段から猫背気味の人は、首の後ろも伸びるので、肩コリ解消にも効果があります。
・効果:疲労回復。踵の痛みを取り、足首を柔軟にし、美脚効果大。肩甲骨周辺の痛みやコリを和らげる。気分を爽快にする。
・注意点:下痢、妊娠中の人は無理のない範囲で行いましょう。
ポーズ解説
1. 椅子の背をつかみ、足の幅は腰幅から肩幅くらいに開きます。
2. 腕、腰が伸びる位置までゆっくりと後ろに下がります。
3. 耳の横に二の腕がくるように、目線を床へ向け、体の裏側をじっくりと伸ばします。30秒〜1分ほどポーズをキープしましょう。動作中は、首が縮まないように肩と耳を遠く離し、お腹が緩んで腰が反りすぎないように注意しましょう。
あなたも、体が目覚めるような気持ちよさを感じられるポーズ「アド・ムカ・シュヴァナーサナ」をぜひ試してみてくださいね。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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