ヘアメイクや美容師のプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、3ステップでできるヘアアレンジをご紹介します。
今回は、意外とわかりづらい「後れ毛の扱い方」についてです。「そもそも後れ毛ってどこからとればいいの?」「どのくらいの量を出したらいいの?」など、後れ毛についてのHowtoを詳しく説明します。
■「後れ毛」はどこからとればいいの?
顔まわりの場合
顔まわりは、印象を変える部分でもあります。そのため、顔まわりに後れ毛を出すことで華やかな印象になります。
ただし、出しすぎに注意してください。後れ毛を出しすぎると、顔まわりが重たく見えて野暮ったい印象になってしまいます。
後れ毛を出す部分は、こめかみやもみあげから。1センチ束くらいで出すことがポイントです。
後ろに後れ毛を出す場合
後ろ側に後れ毛を出す場合は、耳周りに出すのが今風のやり方です。出す量は1センチ束くらいでOKです。
後れ毛が長すぎてバランスがとりづらい時は、もみあげ部分の後れ毛を耳にかけると良いでしょう。
後れ毛が長すぎる場合
後れ毛は、あご下くらいの長さがちょうど良いといえます。
そのため、顔まわりの毛が長すぎて気になる場合は、アメピンを使って長さ調整をすると良いでしょう。まとめている髪に後れ毛をピンで留めて、毛先が好みの長さになるようにします。
この時、ピタッと留めるのではなく、留めた部分の後れ毛を少したるませるのがポイントです。まとめ髪と馴染みやすく、「ピンで留めた感」が出ません。
■後れ毛をコテで巻くには?
コテで巻く時のポイントは、毛束ごとに巻くことです。一気に巻くと、ひと昔前のたてロールのような古い印象になりやすいので気をつけましょう。
内巻き、外巻きと、交互に巻くと動きが出て、ふんわりとした柔らかい印象になりますよ。
■3ステップでできる「今風後れ毛のHow to」
出した後れ毛のスタイリング法を紹介します。
(1)まず、後れ毛を出します。ゴムで結んでから引き出すと、うまく引き出せなかったり、無理やり引っ張って髪をいためたりしやすいので気をつけましょう。
後れ毛を出す場所は、こめかみ・もみあげ・耳後ろです。前髪がない筆者の場合は、長い前髪も薄めに出しています。
前髪がある方は、前髪の端にある長めの髪を出すと、小顔に見えますよ。
(2)出した後れ毛の毛束ごとに内巻き、外巻きと交互に巻きます。
(3)コテで巻いた後れ毛に、バームを少量つけて完成です。ツヤとぬれ感が出るので、今風のスタイリングに仕上がりますよ。
後れ毛を出すだけで小顔に見えたり、柔らかい印象がアップします。ぜひ、参考にしてみてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュインストラクター/ライター/美容師 mayu3
ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュインストラクター、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)
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