日本人女性20~40代前半の女性1000名を対象に、「スキンケアと顔デトックスに関する意識調査」をイプサが実施しました。その結果、全体の約8割が身体のどこかにむくみを感じていることがあきらかになりました。
イベントレポーターの筆者が、女性の「顔のむくみ」の悩みの実態についてお伝えします。
■多くの女性が気になる「むくみ部位」
日本人の女性は、身体のどこにむくみを感じているのでしょうか?
第1位:ふくらはぎ
「自分がよくむくんでいると感じる部位」について聞くと、1位は72.6%で「ふくらはぎ」という結果になりました。実に多くの割合で、足に不快を感じているようです。
関連して、30.9%の人が「夕方、足に靴下の跡がついている」にあてはまると回答しました。靴下を脱いだ後に跡がついていることで、むくみを自覚する人は3割もいると判明しました。
しかし、足をケアできていると実感できている人は、わずか16.8%でした。残念ながら、多くの人が足の不快感を放置しているようです。
第2位:顔
ふくらはぎにつづき、「自分がよくむくんでいると感じる部位」の第2位は、42.7%で「顔」でした。
起床時、顔のむくみのひどさにハッとしたことがあるかを聞くと、「よくある」「たまにある」を合わせると、20代:58.8%、30代:47.3%、40代前半:48%と、半数近くの人が経験があると回答しています。
■約4割の人が「泣く」「寝不足」「お酒」で翌日顔がむくむ
顔のむくみを感じる時について聞くと、1位は「泣いた翌日」(43.7%)です。次いで「寝不足の翌日」(37.9%)、「お酒を飲んだ翌日」(37.5%)という結果になりました。
朝起きて「ハッ」とするくらいむくみを感じても、「ケアできている」と答えた人は10.4%とわずか1割です。顔にむくみを感じているのに、放置しているという人は意外にも多いことが浮き彫りになりました。
顔のむくみは放置しがち
「顔のむくみは、時間が解決してくれる」と認識をしている人も多いようです。
顔のむくみは「一時的なものか慢性的なものか」を質問すると、「むくみは一時的なもの」と回答した人が58%と、半分以上の人が「時間が解決してくれる」との認識を持っていることがわかりました。
■小顔にするのはむずかしい!?
むくみは「時間が解決してくれる」のであれば、日中のむくみは気にならないのでしょうか。
「起床時以外の自分の顔はむくんでいると思いますか?」という質問には、「むくんでいると思わない」「どちらかというとむくんでいると思わない」を合わせると61.1%で、約6割がむくみを感じていないようです。
写真撮影の時、小顔にするには?
日中のむくみはあまり気にならない一方で「小顔にするのはむずかしい」と考える女性は非常に多く、「今の顔のサイズを小さくするのはむずかしいと思いますか?」という質問には「むずかしい」「ややむずかしい」を合わせて85%の人が「むずかしい」と回答しました。
写真撮影の時に小顔に見せるために工夫する人も多数いました。「手やモノで輪郭を隠す」(25.8%)、真正面からの撮影をさける(22.7%)、「遠近法を利用して、小顔に見せようとする」(22.0%)など、みなさん涙ぐましい努力をしているようです。
■むくみ解消のためには、正しいデトックスが理想
「顔には顔専用のデトックスが必要」と回答している人は69.1%。顔専用の正しいデトックスを行えば、むくみの解消につながる可能性があります。
しかし、そうとわかってはいるものの、実際はきちんとケアできていない女性は多いようです。
いかがでしたか? むくみや肌荒れのない肌を手に入れるためには、リンパ管の巡りを良くし、肌にとって不要なものをゼロにするケアが重要とのことです。まずは、自分の顔がどんな時に、どのくらいむくんでいることがあるのか、気をつけて観察し、意識してみませんか。
(コスメライター/ブロガー/イベントレポーター 神崎利奈
コスメ好きが高じて20代半ばから美容メディアのライター、編集を経験。成分にも精通するほどコスメを愛し、日々メイクの研究をしています。)
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