寒い日が続き、手足の冷えに悩まされている人も多いのではないでしょうか。
身体が冷えていると、身体が強張って首や肩こりの一因となったり、寝つきが悪くなったり、不調を引き起こす原因となります。寒くなるこれからの季節は、身体を温めるお茶を飲んでみましょう。
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、冷え対策になるお茶をまとめてご紹介します。
■そろそろ始めよう!冷え対策になるお茶まとめ
(1)ジンジャーティー
冷え対策といえばショウガですよね。生のショウガを加熱・乾燥して作られたジンジャーティーには、脂肪を燃焼させてエネルギーを作りだし、身体を内側から温める働きのあるショウガオールが多く含まれています。東洋医学でも、加熱・乾燥したショウガは乾姜といわれ、胃腸を刺激して内臓を温める食材に分類されています。
身体が芯から冷えると感じる方はもちろん、ダイエットが気になる方にもおすすめのお茶です。
(2)ルイボスティー
ルイボスティーは、ゴースト血管と呼ばれる末梢血管の健康に役立つことがわかっています。
血液は、酸素と栄養を細胞に届ける働きのほか、熱を届けるという役割も担っています。毛細血管が丈夫になることで、手足などの末梢部にも血液が届き、冷えの改善に役立ちます。
(3)紅茶
紅茶の赤色色素の一つであるテアフラビンと呼ばれるカテキンには、血液中のコレステロールのバランスを調えて、血液をサラサラにたもつ働きがあります。
血液がサラサラであれば、おのずと流れもスムーズになり、末梢部までしっかり血液の流れる巡りのよい身体作りに役立ちます。
(4)抹茶
緑茶のうま味成分であるテアニンには、筋肉の緊張をほぐして血流をスムーズにする働きがあります。テアニンは、茶葉をすりおろして飲む抹茶に一番多く含まれています。
気持ちをリラックスさせる働きもありますから、「手足が冷えて眠れない」という方にもおすすめです。
(5)黒豆茶
黒豆の黒色色素であるポリフェノールには、さまざまな効能が期待されていますが、その一つに血流の改善があります。また、内臓脂肪を減らす働きもあるといわれていますので、ジンジャーティーと同様にダイエットが気になる方にもおすすめです。
冷えは万病の元ともいわれます。寒くなるこれからの季節、身体を温めるお茶を習慣にして、冷え知らずで過ごしたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※クイズとくもり“夏疲れ”解消“!しょうがパワー! – NHK
※“ゴースト血管”が危ない~美と長寿のカギ 毛細血管~ – NHK
※成分情報 テアフラビン – わかさ生活
※成分情報 テアニン – わかさ生活
※黒大豆の成分と健康機能 – 黒大豆の機能性研究会