ダイエット中は、ヘルシーな野菜を活用して食事をしたいですよね。しかし、種類がたくさんあるので、どの野菜を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
ベジ活アドバイザーの筆者が、ダイエットに役立つ野菜を3つご紹介します。バランスのよい食事のなかで無理なくとりいれてみてはいかがでしょうか。
■「ダイエットに役立つ野菜」3つ
(1)マイタケ
ダイエットに役立つ独自の成分があることで近年注目されているのが「マイタケ」です。マイタケに含まれる「MXフラクション」という成分はほかのキノコには含まれない成分で、血糖値上昇を穏やかにして脂質低下の働きがあると考えられてます。
MXフラクションは水に溶けやすいので、マイタケをスープや味噌汁などに入れて汁ごといただくことがベストです。1日50g(約2分の1パック)ほど食べるとマイタケのパワーを得ることができるので、料理に活用してみてください。
(2)ブロッコリー
カロリーが低く低糖質なブロッコリーは、最近ではダイエット中の男性からも人気の野菜です。「βーカロテン」「ビタミンC」「ビタミンB群」「葉酸」「カルシウム」「鉄」「カリウム」「食物繊維」など、ビタミンやミネラルをバランスよく含みます。
特に、ビタミンCの含有量が高いといわれており、イチゴの約2倍、レモンの約2.5倍ほど含まれています。ブロッコリー約50g(4分の1株)で大人が1日に必要なビタミンCの摂取量をおぎなうことができます。
調理法にも注目
ブロッコリーの調理法によって成分の残存率に違いがあることがわかっています。塩茹でしたブロッコリーは44%、蒸し焼きにした場合は94%、電子レンジ調理は97%と、調理法によってかなり差がでることがわかっています。
ビタミンCは水に溶けやすい性質をもつので、スープに入れたり蒸し焼きにして自分なりに工夫するといいですね。
(3)キャベツ
よく噛むことのメリットとして、満腹感が早く得られ食事量が抑えられることや、食欲に関わるホルモン分泌に影響することが知られていますよね。
「早食いの人はそうでない人よりも4.4倍も肥満になりやすい」というデータもあるので、早食いの人は日ごろからよく噛むことを習慣にしたいですね。意識せずとも咀嚼回数が上がる野菜を食べるようにしましょう。
特におすすめな野菜は、加熱せずとも食べることができ保存性もよい「キャベツ」です。「食物繊維」も含まれているので、腸内環境を整え不要な老廃物を外に排出するサポートをします。
朝食をよく噛んで食べる
食事のなかでも、よく噛むことの有意性があるといわれるのが「朝食」です。よく噛んで朝食を食べることは、穏やかな血糖値上昇につながることがわかっています。
朝食はパンだけではなく、よく噛まないと飲み込めないキャベツなどの野菜をプラスするとダイエットの手助けになりますよ。
いかがでしたか? ご紹介したダイエットに役立つ野菜を無理なく活用して、スリムな身体を目指しましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
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【参考】
※「まいたけ」だけが持つダイエットパワー。「MXフラクション」に注目! – 雪国まいたけ
※ブロッコリー – わかさ生活
※[ブロッコリーの栄養]茹でる、無水調理、レンジ加熱で違うの? – カゴメ
※咀嚼が食後血糖値を下げる効果は朝と夜で異なる 朝に咀嚼回数を増やすと最も効果的 インスリン初期分泌を促進 – 糖尿病リソースガイド
※早食いする大学生は肥満になりやすい 3年の追跡調査で確認(PDF) – 岡山大学