もうお馴染みのスーパーフードの「チアシード」。ヨーグルトに入れたり、ミネラルウォーターにいれたり、サラダにかけたりと、つやプラ読者の中にはすでに摂取されている方も多いのではないでしょうか。ただ、このチアシード、種から芽が出るって知っていますか? 食べて良し、育ててもOK!? なチアシードの、海外での面白い取り扱い方をご紹介いたします。
■意外!?シソ科の植物「チアシード」
チアシードは、シソ科ミント系サルビアの植物です。コンテナに植えると、ぐんぐん生育。高さ1mくらいまで生長し、紫色のシソの花のような小さなお花が集合して咲きます。チアシードの原産は中南米がほとんど。温かい地域で栽培されているため、寒さは苦手です。日本では、気温が20℃を超えはじめる5月頃からが栽培時期。うまくいけば、種を収穫できるかもしれません。
■育てて食べる!?「チアペット」とは
このチアシード、海外では、素焼きのテラコッタとセットで販売され、「チアペット」という名称で親しまれています。犬や羊、カエルなどのキャラクターもののデザインまであるんです。
「チアペット」の育て方&食べ方
水を含ませたチアシードをペタペタとテラコッタに貼っていくと、2~3日で発芽。1週間で、まるでスプラウト状態に。動物の毛やキャラクターの髪の毛に見立てて、テラコッタがびっしりグリーンで埋もれます。メキシコやグアテマラの人達は、そこから摘み取ってジュースに入れて飲んだり、そのままムシャムシャ食べるのだとか。このチアペット、現在日本での販売がないのが残念ですね。
家庭でも簡単!代用品でチアペットを育てる方法
ぜひチアシードを育ててみたいという方に、簡単な方法を。食器洗いに使用するスポンジをカットして、タッパーや容器に入れます。水を含ませたチアシードを、スポンジの上にのせて種まき。水分がなくなったら、お水を与えると1週間くらいで生育します。きっとその生命力に驚かれることでしょう。発芽させたい場合、チアシードは生タイプのものを購入しましょう。海外では繁殖力がすごいので、「排水溝で芽が出て詰まっていた」なんてアクシデントも見られたそうなので、ご注意ください。
(管理栄養士 麻生れいみ)