毎年、夏バテをしてしまうという方、今年こそはつらい猛暑を”食べて”乗り切りましょう。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、疲労回復とストレス回避に役立つ食べ方と、この夏におすすめのレシピをご紹介します。
■「正しい食欲」を落とさないためのポイント
「正しい食欲」とは、ビタミンやミネラル、たんぱく質などの栄養素を含んだ、身体に元気を与える食事がしたくなることです。これを落とさないためには、冷たい、口当たりのいい食べ物をとり過ぎないことが大切です。
アイスクリームや冷たいジュースを頻繁に口にすると体内が冷え、食欲が落ちやすいのでご注意ください。
■冷たい麺料理に要注意
のど越しのいい素麺や冷やし中華などの冷たい麺料理は、夏のご馳走ですね。しかし、こうしたものばかりで食事をすませてしまうと、栄養が炭水化物に偏ってしまいます。
すると、炭水化物を代謝させるための「ビタミンB1」を浪費してしまう場合があります。このビタミンB1は、疲労回復効果が期待できる栄養素ですので、不足すれば当然バテやすくなってしまいます。
冷たい麺を食べる時は、ビタミンB1を含む「豚肉」や「卵」などを一緒にとるよう心がけましょう。
■香味野菜をフル活用
日頃から食の細い方は、暑さでいっそう食欲が落ちがちです。
そんな方におすすめしたいのは、食欲増進効果が期待できる「しょうが」や「みょうが」「青じそ」といった香りの高い香味野菜をふんだんに使うことです。食事のバランスも整いやすくなります。
■ポイントは「ビタミンB1」と「クエン酸」
猛暑を乗り切るために重要な栄養素は「ビタミンB1」と「クエン酸」です。
どちらも疲労回復をサポートし、ビタミンB1は神経を安定させ、クエン酸はエネルギーを生み出す効果が期待できます。どちらも不足しないよう、十分に摂取しましょう。
■猛暑を乗り切る簡単レシピ3選
この夏定番にしたい、活力が湧くレシピをご紹介します。
(1)ピリ辛香味野菜だれ
さわやかな香味野菜をたっぷり使った万能だれです。
材料(作りやすい分量)
・みょうが 2本
・しょうが 1かけ
・青じそ 4~5枚
・ねぎ 5cm
・しょうゆ 大さじ2
・酢 大さじ2
・はちみつ 小さじ3
・ごま油 小さじ2
・七味唐辛子(お好みで) 適宜
作り方
(1)みょうが、しょうが、青じそ、ねぎはすべてみじん切りにしておきます。
(2)(1)としょうゆ、酢、はちみつ、ごま油、七味唐辛子を混ぜ合わせれば完成です。
(2)豚味噌のにんにく風味
ビタミンB1が豊富な豚肉とにんにくを使った一品です。豆腐やサラダのトッピングに活用してください。
材料(作りやすい分量)
・豚ひき肉 200g
・しょうが 1かけ
・にんにく 1かけ
・はちみつ 大さじ1
・酒 大さじ1
・味噌 大さじ4
・水 100ml
・ごま油 大さじ1
・鷹の爪 1本
作り方
(1)しょうが、にんにく、鷹の爪はみじん切りにしておきます。
(2)フライパンでごま油を熱し、豚ひき肉を炒めます。肉の色が変わってきたら(1)を加えてさらに炒めます。
(3)(2)に水を注ぎ、ひと煮立ちさせたらはちみつ、酒、味噌を加えて弱火にします。とろみが出るまで炒め煮すれば完成です。
(3)パワー梅ドレッシング
梅干しと黒酢で、クエン酸がしっかりとれます。生野菜と温野菜のどちらにも合います。
材料(作りやすい分量)
・梅干し 4~5個
・青じそ 20枚
・かつお節 大さじ1
・しょうゆ 大さじ3
・黒酢 大さじ2
・はちみつ 小さじ1
・オリーブオイル 大さじ3
作り方
(1)梅干しは種をとって細かく叩いておきます。
(2)青じそはみじん切りにしておきます。
(3)(1)と(2)をボウルに入れ、かつお節、しょうゆ、黒酢、はちみつを加えて混ぜ合わせます。
(4)(3)にオリーブオイルを少しずつ加えながら混ぜ合わせれば完成です。
日々のパワーを作り出すのは、やはり食生活です。上手に健やかな食欲を喚起させて、イキイキとした身体に磨き上げたいものです。今年の夏は、ハツラツと過ごしましょう!
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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