仕事に家事に、なにかと忙しいエイジング世代の女性たち。特に人付き合いにストレスを抱えていたり、責任重大な仕事を任されたりすると、精神的な疲労がどんどん溜まることに。そんなときにやってくる「頭痛」は、頭ばかりか気持ちまで重たくしますよね。「あ、今日はくる」そんな予感を察知したら、すぐに飲むべきハーブティーを4つご紹介します。
奇跡のアスピリン「フィーバーフュー」
古代ギリシャ時代から偏頭痛などの痛みを和らげる目的で使われていたフィーバーフュー。セロトニンの放出を抑制し、生理活性物質のバランスを調整することにより痛みを鎮めます。頭痛に伴う生理痛などにも奏功するため、「奇跡のアスピリン」とも呼ばれています。ただし、妊娠中は避けましょう。
頭痛と不眠に「バレリアン」
世界各地において睡眠障害に役立てられているバレリアン。ストレスや緊張からくる頭痛を和らげるほか、神経性の高血圧などにも用いられます。眠りの質をあげて、全身をリラックスさせてくれるので、寝る前に飲むのがオススメ。香りにクセがあるため、好き嫌いがはっきり分かれます。
心身の弱りに「スカルキャップ」
ストレスで心身が弱っている時や、頭の中で考えがまとまらないような状態にオススメなのがスカルキャップ。豊富なミネラルにより神経系をなだめて、頭痛や生理痛などに働きかけます。不眠を伴うような頭痛であれば、バレリアンとブレンドして飲むとより効果を実感できます。
イライラ頭痛に「レモンバーム」
ヒステリーやパニックなど、精神的な動揺からくる頭痛に使われるのがレモンバーム。シソ科特有の精油成分による爽やかな風味が、心身のデリケートな状態をおだやかに調整してくれます。不安や緊張から胃腸を壊してしまうようなタイプにオススメです。
頭痛は辛いものですが、こうして植物の力を利用して痛みを和らげることもできます。すぐにお薬、ではなく、まずは自分でどこまでケアできるか試してみるのもいいかもしれませんね。
(ホリスティックビューティインストラクター Eriko)
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【参考】
※林真一郎著(2007)『メディカルハーブの事典』(東京堂出版)
※リエコ・大島・バークレー著(2008)『英国流メディカルハーブ』(説話社)