秋は過ごしやすい季節なのに、なんとなく疲れややる気のなさ、もの寂しさを感じて気分が落ち込み気味になってはいませんか? それはもしかしたら、「秋うつ」気味なのかもしれません。
フィットネス美トレーナーの筆者が、そんな「秋うつ」対策に役立つヨガポーズをご紹介します。
■秋うつ対策は「自律神経」がキーワード
秋うつの主な原因として、「日照時間の減少」と「自律神経の乱れ」が挙げられます。
昼間は暖かく朝や夜は寒い秋に、なんだか気分が落ち込んだりやる気が出ない、体調がすぐれないと感じることはありませんか? この寒暖の差が、体温調節をコントロールする「自律神経」の乱れにつながる場合があります。
夏は太陽の日差しが強いですが、秋になると早く日が暮れてしまいますよね。幸福物質と呼ばれる「セロトニン」は、太陽の光を浴びた時に作られます。そのため、日照時間が短くなり太陽の光を浴びる時間が減ると、体内のセロトニンの量が減少するため気分が落ち込みやすくなってしまいます。
そんな、季節が原因となって起こる季節性のうつ症状のことを「季節性感情障害(Seasonal AffectiveDisorder※SAD)」というそうです。また、自律神経の疲れも秋うつを引き起こす原因につながると考えられています。
■背骨周りを動かして自律神経を整える
自律神経は、脳から背骨を通って私たちの身体全身を巡るようになっています。そのため、背骨周りの筋肉が固まっていると、神経の伝達が滞りやすくなります。
リモートワークによりパソコン作業やスマホを見る時間が増えた今、背骨周りがガチガチにこってはいませんか? 今回は、そんな背骨周りを動かして自律神経を整えるヨガの「キャット(猫)&カウ(牛)」ポーズをご紹介します。
キャット&カウのポーズのやり方
(1)両手を肩の真下に置いて、四つんばいになります。
(2)キャット(猫):息を深く吸ってゆっくりと吐きながら、おへそを見るようにして一つ一つの背骨の間を広げるようなイメージで背骨を丸めていきます。この状態が、猫の背中のようになっていると良いです。
(3)カウ(牛):息を吸いながら、自分の前方もしくは鼻の先を見るように軽くあご先を遠くに向けます。
頭の先と尾てい骨がお互いに引っ張られ、背骨が長くなるようなイメージで背骨を伸ばします。無理やり腰を反らすのではなく、背骨周りを交互にスムーズに動かすイメージです。
(4)(1)〜(2)を交互に10回ほど繰り返してみてください。反動をつけずに、ゆっくりと丁寧に背骨を動かしましょう。
最初はうまく動けない場合もあるかもしれませんが、継続して動作するうちに背骨周りのこりがほぐれていくのを感じると思います。丁寧に行ってくださいね。
(フィットネス美トレーナー MIKA)
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