冬のスープの定番であるポトフ。野菜がたっぷり入ったポトフは、作り置きもできて、食物繊維がしっかり摂れる冬の腸活に役立つ料理です。大きなお鍋でコトコト煮込んで美味しいポトフですが、2〜3日経つとスープがドロドロしてしまったり、途中で飽きてしまうことはありませんか?
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、ポトフを最後まで飽きずに食べられるコツをご紹介します。
■ドロドロしない!野菜の加え方ポイント2つ
(1)葉物は食べる日に入れる
コトコト煮込むことで美味しくなるポトフですが、キャベツなどの葉物は長く煮込むととろけてしまいます。煮溶けてしまうと繊維の部分だけが残り、あまり美味しくありません。
キャベツやホウレン草などの葉物は、さっと下茹でをして食べる日に入れるか、初日に食べきりましょう。
(2)ジャガイモ、カブも注意!
ジャガイモは火が通るのに時間がかかりますが、一度火が通ると煮溶けやすい野菜です。煮溶けても美味しいですが、スープがトロトロしてしまうのが嫌な方は早めに食べましょう。
また、カブは火が通りやすく、すぐに溶けてしまいます。葉物野菜と同様に初日に食べるか、食べる日に入れるようにしましょう。
■最後まで飽きずに食べる!ちょい足し野菜&スパイス3つ
(1)3〜4日経ったら「セロリ」
セロリは初日から入れても良いのですが、香りを楽しむ野菜は煮込んでいるうちに香りが飛んでしまいます。
3〜4日経って、味に飽きてきたときにセロリを加えれば、風味が変わり、作りたてのような美味しさがよみがえります。
(2)セロリの次は「トマト」
トマトは、うま味たっぷりの野菜ですが、最初からポトフに入れてしまうと煮溶けて、すべてがトマト味になってしまいます。
セロリとも相性の良いトマトですから、セロリを入れた翌日はトマトを入れて、トマト味のポトフを楽しみましょう。
(3)最後は「カレー粉」
最後に入れたいのがカレー粉です。カレー粉を入れることで、一気に風味が変わり、さすがに飽きてきたポトフも新しい野菜スープ感覚で食べることができます。最後はスパイシーな野菜スープとして食べきりましょう!
冬は、野菜を食べる量が減ってしまう季節です。作り置きできるポトフに変化を加えながら毎日美味しく野菜を食べたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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