つやプラ世代の皆さまが気になるテーマといえば「エイジングケア」ですよね。皆さまが良く食べている豚肉にエイジングケアの効果が期待できるということはご存知でしょうか?
ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、豚肉がエイジングケアに役立つ理由と豚肉と組み合わせたい食材をご紹介します。
■豚肉がエイジングケアに役立つ理由
薬膳では「腎(じん)」という臓腑を労わることがエイジングケアのキーワードとなります。
なぜなら、腎は「アンチエイジングの臓腑」と呼ばれており、発育・成長ホルモンの働きを司る臓腑だからです。この腎が弱ってしまうと髪や肌がパサついたり、ほてりや疲労感などを感じやすくなってしまいます。
腎を労わるために必要なことは、普段から腎を労わる食材を食べること。その食材の1つが「豚肉」です。腎を労わる豚肉を食べることで、ほてりや肌の乾燥、疲労回復の効果が期待できます。
■豚肉と組み合わせたい食材
薬膳は、食材の組み合わせがとても重要です。豚肉と合わせることで、よりエイジングケアに役立つ食材をご紹介します。
豚肉+たまねぎ+生姜の豚肉の生姜焼き
腎は身体が冷えることで働きが鈍くなります。ですので、身体を温める食材も組み合わせましょう。
豚肉は「平性(へいせい)」といって温めも冷やしもしない食材なので、身体を温める玉ねぎと生姜を組み合わせました。定番メニューの豚肉の生姜焼きは、つやプラ世代の不調をやわらげる効果が期待できるので積極的にいただくことをおすすめします。
豚肉+キャベツ+たまねぎの炒め物
実は、キャベツも腎の働きアップにおすすめの食材です。豚肉と組み合わせることでより働きがアップします。身体を温める玉ねぎと組み合わせて、より効果を狙う組み合わせにしました。
味付けは、これまた腎の働きを高める味噌ベースにすると良いでしょう。
豚肉+ブロッコリー+黒ゴマのホットサラダ
ブロッコリーも黒ゴマも腎の働きアップにおすすめの食材ですので、この3つの食材を合わせることでさらに腎の働きアップが狙えます。
生野菜のサラダを食べる方は多いですが、生野菜は身体を冷やしやすいので中医学的にはあまりおすすめしません。歳を重ねると身体を温める機能も落ちやすくなるので、ぜひ加熱したホットサラダをいただいてください。
豚肉にもアンチエイジングの効果が期待できるということにおどろきですよね。ご紹介した組み合わせを参考に豚肉を食べ、内側からキレイを磨きましょう。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
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