今年こそダイエットして痩せたい! と思っている人はいませんか? 特別な努力をしているダイエット期間が終われば普段の生活。生活が元に戻ると、体型も元に戻ってしまいがちです。本当に痩せたいのなら、ヤセ体質に導く生活を持続させる必要があります。そこでホリスティックビューティインストラクターである筆者より、お風呂と睡眠を効果的に活用してヤセ体質になるポイントをご紹介します。
■「お風呂」と「睡眠」を活用するだけで、ダイエット向きの身体に!
お風呂に入り体温が上昇すると、中性脂肪が減っていくことが分かっています。また、良質な睡眠を十分とることで食欲抑制ホルモンの「レプチン」が多く分泌され、自然と食欲が減るという説も。さらに、心地よい入浴は心地よい睡眠を招くため、ヤセ体質に近づくには、この2つの習慣を正しく組み合わせることがポイントになるわけです。
■食事とお風呂、どっちが先?
入浴と食事の間は、最低30分は空けるのが◎。たとえば食後すぐにお風呂に入ると、消化のために集まった血液が無理やり全身に巡ることになり、消化活動に支障が出ます。逆に、食前にお風呂に入ると、全身に散らばった血液を消化器官に集めるのに時間がかかり、同様に消化活動が抑制されてしまうのです。食べたものをきちんと消化させることは、ヤセ体質になる重要ポイント。
■ベッドに入るのはいつがベスト?
良質な睡眠をとるには、寝入りに起こる深い睡眠「ノンレム睡眠」を上手に導く必要があります。人が眠くなるタイミングは体温が緩やかに下がるとき。そのため、入浴後すぐにベッドに入ってしまうと身体がほてり、上手く眠りにつけません。入浴後からベッドに入るまでの数時間は、軽く雑誌を見たり、ストレッチをするなどして過ごしましょう。
■「リラックス値」を最大に持っていくには?
身体が温まったところで、心身をさらにリラックスさせるには「香り」の力を使うのがベスト。お好きな香りのアロマやハーブを用意してゆっくり呼吸をすれば、一気に眠りにつくことができます。眠っている間も身体はカロリーを燃焼しているので、睡眠不足はヤセ体質から大きく遠ざかるので要注意!
痩せている人は必ず「ヤセ体質」になる生活を送っています。ダイエットよりも、まずは毎日の生活習慣を見直すことが大切ですね。
(ホリスティックビューティインストラクター Eriko)
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【参考】
※石川泰弘著(2011)『お風呂の達人 バスクリン社員が教える究極の入浴術』(草思社)