ダイエットをしてもなかなか消えない浮き輪肉は、頭痛のタネ。浮き輪肉が消えない原因は筋肉の減少にあり、体重を落とすだけでは消えません。
女性の体型改善の専門家であるパーソナルトレーナーの筆者が、浮き輪肉が消えない原因と、どこでも手軽に出来る1分間の浮き輪肉解消エクササイズを紹介します。
■浮き輪肉は脇腹の筋肉の衰えが原因
浮き輪肉は、脇腹の筋肉が衰えることで出来てしまいます。
脇腹には「腹斜筋」と呼ばれる筋肉があります。この筋肉は、肋骨下部から骨盤上部にかけてくっついています。
普段から腹斜筋を動かしていないと、腹斜筋が衰え減ってしまいます。その分以上に脂肪が増加して、脇腹に浮き輪肉が出来てしまう原因に……。
筋肉が脂肪に変わるわけではありませんが、置き換わってしまう現象が起こります。脂肪は同じ重量でも、筋肉より20%ほどサイズが大きく、柔らかく下に垂れる性質があります。
40歳を超えると、体型の変化が顕著になります。その原因のひとつは筋肉量の低下であると考えられています。
ですから、体型の変化を抑えるには、腹斜筋を鍛えて筋肉量を維持・増加させる必要があります。
腹斜筋は、身体を真横に倒して、起こすことで強く動かされます。つまり、こうした動きをすることで、最大限腹斜筋を動かし鍛えることが出来ます。
■浮き輪肉対策に脇腹を鍛える!「立ち横腹筋」のやり方
その場で簡単にできるエクササイズ、立ち横腹筋を紹介します。
(1)最初に、両手を頭の後ろに置いて、肘を外に開きます。
(2)足幅を少し広めにとって、脇腹にストレッチ感があるまで、上半身を左に傾けます。
(3)(2)の状態から、右膝を上げ、右肘を下げて、肘と膝を近づけ、くっつけます。そしてゆっくり戻します。
(4)(3)の、膝と肘を近づける、戻す、の動きを、30秒間一定のペースで行いましょう。
(5)終わったら、反対側も同様に行いましょう。
注意点
足の上げ下げを、体の前側で行うとNGです。体の真横で肘と膝を近づけるようにしましょう。
脇腹の浮き輪肉は非常に目立ち、見た目にも「脂肪が多い」という印象を与えてしまいます。隙間時間を使って脇腹を鍛え、スッキリとした腰回りを作りましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
【関連記事】
・食べてないのに太るのはなぜ?痩せない人のNG行動3つ
・お腹周りが引き締まる!痩せるスクワットのやり方
・1分で痩せ体質に!?全身のムダ肉を落とすエクサ
・寝る前に20回!姿勢&背中のたるみ改善ストレッチ