むくみ脚の原因として、「足首が硬い」ことと「ふくらはぎの筋力が低下している」ということなどが考えられます。
YOGAエクササイズディレクターの筆者が、象足の原因となる“むくみ”を解消するストレッチエクササイズをご紹介します。
■むくみの主な原因4つ
まずは、むくみの主な原因として考えられることをご紹介します。
(1)血行不良や代謝機能の低下
水分が下半身に溜まると、脚が太ったように感じます。老廃物(体内でいらなくなったもの)が溜まると、脂肪細胞や水分と合体しセルライトになります。
(2)第二の心臓と呼ばれる「ふくらはぎ」の筋力低下
下半身に滞りがちな血液を戻すためにポンプの役割をするふくらはぎの働きが悪くなると、血行が悪くなり老廃物も溜まりやすくなります。
(3)地面を蹴る力が低下し、脚の筋肉を使えていない
歩く時に、「かかと→つま先で地面を蹴る→脚が前に出る」という流れで筋肉を使うと血流がよくなり、老廃物が流れます。
ですが、足首が硬いと足裏をペタっと地面につけて、そのままペタペタとペンギン歩きのようになるため、筋肉はほぼ使われていない状態です。
(4)冷え
運動やストレッチで体温を上げれば、内臓機能も活性化され血液循環が良くなり新陳代謝が活発になります。その結果、下半身に滞っていた血液や老廃物、リンパ液が流れだし、むくみ解消を促します。
■ストレッチエクサで重い象足をスッキリさせよう
上記をふまえ今回ご紹介するストレッチエクササイズは、かかとを上げ下げする動作を多く入れています。この時ポイントになるのが、「つま先」です。
両親指で足の甲をさすりながら、足の指を足裏に近づけようとすると足指下にボコボコっと骨が出ます。ここからがつま先です。多くの人が爪や足の指がつま先と勘違いしていますが、つま先は「母指球」やボコボコした「MP関節」からです。
動作中は、このつま先を使う意識を忘れずに実践してください。効果が断然変わるはずです。
期待できる効果
・ふくらはぎのむくみ解消
・足首のストレッチ効果
・冷え解消
・下半身の筋力アップによる基礎代謝アップ
・痩せやすい身体に近づく
実践回数&期間
週に4〜6回を目安に実践すると、必ずボディラインに変化を感じられるはずです。
「象足解消ストレッチエクササイズ」のやり方
(1)座り姿勢で右脚をゆらし、少しづつ太もも裏からふくらはぎまでをストレッチします。
(2)足首などに手をそえ、「つま先を伸ばす→かかとを押し出す」といった動作を10回ほど繰り返します。反対側も同様に繰り返します。
(3)かかとの上に膝がくるように、仰向け姿勢になります。
(4)吐く息と共にお尻を床からはなし、肩から膝までが一直線になるように胴体部分を安定させます。
そのまま、「かかとを床からはなす→戻す」という動作を5回繰り返します。この時、お尻が落ちないように注意してください。
(5)仰向けに戻り、手足をブラブラとゆらしながら手足をほぐしましょう。
ご紹介したストレッチエクササイズを実践すると、足の甲がスッキリしたり、足全体が軽くなったと感じると思います。象足を解消して、バンビ脚になってくださいね。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森 和世)
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