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食べるほど美肌に!?かんたん春の美容液スープ

管理栄養士
今井尚美

春は、寒暖差や花粉によって肌がゆらぎやすくなる季節。スキンケアはもちろんのこと、身体の内側からもケアしていきましょう。

食べるほど美肌に!?かんたん春の美容液スープ

管理栄養士の筆者が、春の食材を使った美容に役立つスープを3つご紹介します。

■春の食材を使った美肌スープ3つ

(1)菜の花とアサリの中華スープ【美白】

菜の花には、「ビタミンC」や「βカロテン」などの栄養素がたっぷり含まれています。

ビタミンCには、メラニン色素の生成を防ぐ働きがあるため、美白効果が期待できます。いずれの栄養素にも抗酸化作用があるため、肌老化予防にもおすすめです。

また、アサリには「鉄」が多く含まれており、貧血予防血流改善に役立つため、肌の新陳代謝を活発にしてくれるでしょう。

材料(2人分)

・菜の花 4本

・アサリ 200g

・セロリ 1/4本

・卵 1個

・水 400ml

・鶏ガラスープのもと 小さじ2

・ごま油 小さじ1

・塩、こしょう 少々

作り方

(1)アサリは砂抜きして、殻の表面を洗っておきます。菜の花は茹でて、食べやすい大きさに切っておきます。セロリも食べやすい大きさに切っておきましょう。

(2)鍋にアサリと水、鶏ガラスープのもとを入れて沸騰させます。沸騰後は、火を弱めてください。

(3)アサリの口が開いたら、菜の花とセロリを加えて、卵を回し入れます。

(4)塩、こしょうで味を整えたら火を止めて、ごま油を回しかけたら完成です。

(2)サワラとキャベツのコンソメスープ【肌のうるおい補給】

サワラには「DHA(ドコサヘキサエン酸)」や「EPA(エイコサペンタエン酸)」などのオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。

肌表面は皮脂で覆われていますが、皮脂が少なすぎると肌が乾燥する原因につながります。オメガ3脂肪酸は、血流を良くする働きがあり、美容や健康に良い影響をもたらす脂質であるため、肌のうるおい補給におすすめです。

また、キャベツは「ビタミンC」が豊富であり、ビタミンCは「コラーゲン」の生成に関与しているため、肌にハリやうるおいを与える効果が期待できます。

材料(2人分)

・サワラ 2切れ

・キャベツ 4枚

・にんにく 1かけ

・水 400ml

・コンソメ顆粒 大さじ1

・塩、こしょう 少々

作り方

(1)サワラは1/2~1/4に切って、塩をふっておきます。キャベツはざく切りに、にんにくは薄切りにしておきます。

(2)鍋に水とコンソメ顆粒を入れて加熱し、温まってきたらキャベツとにんにくを入れ、フタをして弱火で煮ます。

(3)キャベツが柔らかくなってきたらサワラを入れて、さらに2~3分、フタをして加熱します。

(4)塩、こしょうで味を整えたら完成です。

(3)セロリと新玉ねぎのミルクスープ【肌老化予防】

セロリには「βカロテン」が豊富に含まれています。

βカロテンには強い抗酸化作用があるため、肌老化の予防効果が期待できます。βカロテンは脂溶性であるため、牛乳に含まれる「脂質」によって効率よく摂取することができます。

一方、新玉ねぎに含まれている「アリシン」には、血流を良くする働きがあります。血流が良くなると細胞の新陳代謝が活発になるため、若々しい肌に導くことができます。

材料(2人分)

・牛乳 200ml

・セロリ 1/2本

・セロリの葉 少々

・新玉ねぎ 1/4個

・鶏もも肉 100g

・コンソメ顆粒 大さじ1/2

・オリーブオイル 小さじ2

・水 200ml

・塩、こしょう 少々

作り方

(1)セロリは薄く斜めに切り、葉はざく切りにしておきます。新玉ねぎは薄切りにし、鶏肉は角切りにします。

(2)鍋にオリーブオイルを入れて加熱し、鶏肉を加えて中火で炒めます。

(3)鶏肉の色が変わってきたら、水、牛乳、コンソメ顆粒を加えて煮ます。煮立ったらアクを取り、弱火にします。セロリと新玉ねぎを加え、フタをしてさらに煮ます(5分前後)。

(4)全ての材料に火が通ったら、塩、こしょうで味を整えて完成です。

最近はスーパーで季節を問わず食材を入手することができますが、やはり旬の時期には旬のものを食べることがおすすめ。美味しく食べることができますし、栄養価も高くなるといわれています。

春が旬の食材を使って、ゆらぎ知らずの美肌を目指してみてください。

(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)

 

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【参考】
※藤原昌高 著『からだにおいしい 魚の便利帳』(2010)高橋書店

※白鳥早奈英 著 板木利隆 監修『もっとからだにおいしい 野菜の便利帳』(2009)高橋書店

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