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効果が激減!?炭酸水のやってはいけない飲み方

管理栄養士
今井尚美

さまざまな健康効果が期待できる「炭酸水」ですが、実は“飲み方”次第でその効果が減ってしまうことも。

効果が激減!?炭酸水のやってはいけない飲み方

管理栄養士の筆者が、炭酸水のNGな飲み方をご紹介します。

■炭酸水の効果

炭酸水には、以下のような健康効果が期待されています。

ダイエット

炭酸水は胃で膨らむため、少量飲むだけでも満腹感を得ることができます。

特に、食前に飲んでおくと食べ過ぎ防止につながるため、ダイエットに役立ちますよ。

便秘解消

炭酸水に含まれる「二酸化炭素」には便を柔らかくする働きがあるため、便秘解消効果が期待できます。

便秘が解消されると、キレイな腸内環境を保つことができますよ。

消化を促す

「二酸化炭素」には、胃を刺激して胃酸の分泌を促す働きもあります。それにより、食べ物の消化が促されるため、食欲のないときにもおすすめです。

疲労回復

炭酸水に含まれる「二酸化炭素」は、胃の粘膜から浸透して血管に入ります。すると血管を広げるホルモンが分泌されるため、血行が良くなるのだそう。

血行が良くなる=細胞のすみずみにまで栄養・酸素が行き渡るため、疲労回復に役立ちます。

■効果が半減!?炭酸水のNGな飲み方

飲み過ぎ

身体に良いからといって、飲み過ぎはNG。

炭酸水を飲み過ぎて胃や腸が過剰に刺激されると、下痢や腹痛を招く場合があります。そのため、1日に摂取する炭酸水は、多くても1リットル前後を目安にしましょう。

また、初めて飲み始める場合は、コップ1杯から慣らしていきましょう。

味がついているものを飲む

「レモン風味」などの味がついている炭酸水も多いかと思います。しかし、そのような炭酸水は、100ミリリットルあたり20キロカロリー前後のカロリーや糖質を含むこともあるため、何杯も飲んでいると予想以上にカロリーや糖質を摂取していることがあります。

味がついているだけで炭酸水のダイエット効果が台無しになってしまう可能性があるので、炭酸水は味のついていないものを選ぶようにしましょう。

冷やして飲む

冷えた飲み物は、身体を冷やす場合があります。身体が冷えて血行が悪くなると、代謝が落ちたり、肌の色が悪く見えたりすることがあります。なので、炭酸水に限った話ではありませんが、なるべく常温で飲むようにしましょう。

また、スーパーやコンビニで購入した直後に飲む場合は、冷えたままであることもありますよね。そのような時は、口の中で噛むようにしてから飲み込むと良いですよ。

少量だけを飲む

炭酸水を食前に150ミリリットル程度飲んだ場合、胃のぜん動運動が活発になるため食欲が増えるのだそう。

一方で、食前に500ミリリットル飲んだ場合は、胃の中が炭酸水の「二酸化炭素」で満たされるため胃のスペースが少なくなります。それにより満腹中枢が刺激されるため、食欲が抑えられるとされています。

そのため、ダイエット効果を期待するのであれば、500ミリリットルを目安に飲むのがポイントです。

■更年期世代におすすめの炭酸水の飲み方

更年期世代は、女性ホルモンの分泌低下に伴って骨が弱くなりやすいといわれています。そのため、「カルシウム」を意識的に摂取したいところ。

また、カルシウムはレモンに含まれる「クエン酸」によって吸収率が高くなるため、「炭酸水×牛乳×レモン」の組み合わせがおすすめです。牛乳と炭酸は意外な組み合わせですが、さっぱりと飲めるのでこれからの季節に特にぴったりです。

このドリンクは冷たい方が美味しく飲めますが、身体を冷やさないために以下のポイントに注意してください。

・噛むようにして飲む

・温かいもの(温野菜やオートミール粥など)を食べている時に飲む

「身体に良い」といわれているものでも、NGな取り入れ方をしていてはもったいないですよね。効果的な飲み方を知って、ぜひ炭酸水を毎日の生活に取り入れてみてくださいね。

(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)

 

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【参考】
おなかもスッキリ!炭酸水でダイエット効果を高める方法とは? – サーモス

炭酸水の効果 – ソーダストリーム

【医師監修】炭酸水は便秘解消に効果あり?おすすめの飲み方と注意点も解説 コラム – 健栄製薬

疲れた体に染み渡る!炭酸水で元気をチャージ! – サーモス

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