誰しも悩み事はつきないものですが、いつまでもウジウジ悩むのも辛いものです。
日頃からポジティブ思考になるような行動や意識の仕方を、日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラーである筆者が3つご紹介します。
■なぜポジティブ思考になると良い?
ポジティブとは、「物事を肯定的に捉えること」です。
なにかストレスを感じる場面に遭遇したとしても、プラスに解釈ができるため、ストレスを感じにくくなります。
自分が思ってもみないことが起きたとき、「新しい気づきを得た」という視点で物事を考えることにもなります。
人と接するときも、その人の良い面を見つけられ、満足感も高まるため、人間関係も円滑になるでしょう。
一方ネガティブとは、「物事を否定的に捉えること」。
ネガティブに考えすぎてしまうと、いつもなら大丈夫なことでも不安に感じたり、心配になったりします。
さらには、悪い方に考えてしまいやすく、不満に感じたり、人の欠点ばかりに注目してしまったりします。
■ポジティブ思考を育てる方法3選
日々、ストレスをためないためにも「ポジティブ思考になりたい」と思ったことはありませんか?
「でも、性格の問題だからどうしようもないでしょう……?」と思った方でも、ちょっとした変化をもたらすことで、ポジティブ思考は育むことが可能です。
その方法を3つお伝えします。
(1)小さな目標達成を積み重ねる
「目標」と聞くと、「達成できるかできないかギリギリのところで考えないと……」と思っていませんか?
でもこれは単なる思い込み。大きい目標もたしかに大切ですが、その間に小さな目標を設定していくことで、大きな目標も叶いやすくなります。
そうして日々の小さな目標を達成していくなかで、自分に自信が持てるようになります。「自分にもできる」「やりぬいた」その経験が大切です。
目標にすることは小さなことで構いません。
たとえば、
・毎朝7時に起きる
・休日は30分散歩する
・毎日トイレ掃除をする
このように日常のなかでできることから始めましょう。無理のない範囲で行うことが続けるポイントです!
続けられている自分、達成できた自分を褒めてあげてくださいね。
(2)良い面を見て、感謝する
「長所と短所は紙一重」ともいわれるように、物事には良い面も悪い面もあります。
ネガティブなときは悪い方にばかり焦点をあてがちですが、良い面を見るようにしましょう。
そして、良い面を見つけたら「ありがとう」と伝えてみてください。関わっている人でも良いですし、自分自身への感謝の気持ちでもOKです。
また「感謝をすること」に意識を向けると、良い面を見つけようとするものです。物事の良い面を見つけるトレーニングにもなるので、生活のなかに取り入れてみてくださいね。
(3)顔と口角を上げて過ごす
落ち込んだときは、どのような姿勢を取っていますか? 多くの方は、少し下を向いてしまっているのではないでしょうか。
また表情も口角が下がっていたり、険しい表情をしていたりすることが多いでしょう。それと反対の行動、つまり顔を上げ、口角を上げることは、自身を前向きな気持ちにさせてくれるといわれています。
気持ちをすぐにポジティブにする必要はありませんが、「切り替えたいな」というときは作り笑いでも口角を上げるようにすると良いでしょう。
ネガティブなことがすべて悪いわけではありません。いろいろな方面から物事を捉えられることは良いことです。
ただ、自分が生きづらさやしんどさ、不安を感じたときに、できるだけ早く浮上できるようになっておくことも大切です。そのためにポジティブ思考を育ててみてくださいね。
(美容ライター/心理カウンセラー 北口 慈子)
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