“食べて痩せる”は、40・50代が最も気になるワードですよね。ビタミンCや食物繊維を含む「キャベツ」を使ったダイエットは、美味しくキレイに痩せるために役立ちます。暴飲暴食が止まらない人や、食べるのが早いという人にもおすすめです。
ベジ活アドバイザーの筆者が、キャベツダイエットのコツやキャベツを使った簡単レシピをご紹介します。
■キャベツの糖質&カロリー
キャベツの糖質は、100グラムあたり3.4グラム。ホウレンソウが100グラムあたり0.3グラムなので、糖質が少ない他の野菜と比べると多く感じますが、白米100グラムあたりの糖質量(約36.8グラム)と比較すると少ないことがわかります。
キャベツに含まれる「食物繊維」は、食後血糖値の上昇を抑制し、糖質の吸収を穏やかにすることがわかっています。100グラムあたりのカロリーは約23キロカロリーと低く、ダイエット中に適量とる分にはメリットが高いといえるでしょう。
■キャベツダイエットを成功させるには
キャベツダイエットとは、キャベツだけを食べるダイエットではありません。毎日の食事にキャベツを加えて、太りにくい身体を作るダイエット方法のことです。頻繁に暴飲暴食してしまう人や、早食い傾向がある人におすすめです。
このダイエットを成功させるために、以下のポイントを参考にしてみてください。
キャベツを大きめにカットする
キャベツは、噛む回数が多くなる野菜です。よく噛むことは満腹中枢を刺激して暴飲暴食予防になる他、満腹感が早く得られるため食事量が抑えられることや、食後のエネルギー消費量を増加させることが知られています。
早食い傾向にある人は、よく噛んでいない可能性もあります。いつもよりも少し大きめにキャベツをカットして、噛む回数を増やすことを意識してください。
朝ごはんに活用する
よく噛むことは、食後血糖値の上昇を抑制すると考えられています。噛む回数と血糖値上昇を時間によって比較した研究によると、朝によく噛んだ方が、より食後血糖値の上昇を抑えることができるのだそうです。
サラダやスープにキャベツを使って、朝ごはんのメニューに加えてみましょう。
■キャベツダイエットにおすすめのレシピ2つ
ヘルシーなキャベツに、ドレッシングやマヨネーズをたっぷりかけて食べるのは本末転倒です。キャベツをサラダにした場合、調味料はかけすぎないように気をつけましょう。
スープや味噌汁に活用するときは、食感を保ち噛む回数を増やすために加熱しすぎないようにするとよいですね。
キャベツダイエットの際におすすめな簡単レシピを2つご紹介します。
(1)キャベツの塩レモンナムル風
材料(2〜3人分)
・キャベツ 4分の1個
A
・レモン汁 大さじ1
・塩 小さじ2分の1
・すりおろしニンニク 小さじ2分の1
・ゴマ油 小さじ1〜2
作り方
(1)キャベツは洗ってざく切りにします。
(2)Aの材料を全て混ぜ合わせます。
(3)水気をしっかりと切った(1)に、(2)をまわしかけます。味がなじんだら完成です。
(2)キャベツがメインのミネストローネスープ
材料(2人分)
・キャベツ 8分の1個 (手で大きめにちぎる)
・タマネギ 4分の1個 (みじん切りにする)
・ニンジン 4分の1本 (ピーラーでスライスする)
・ウィンナー 40〜50g(半月切りにする)
・オリーブオイル 小さじ1
A
・水 200ml
・トマトジュース(無塩) 200ml
・顆粒コンソメ 大さじ1
・砂糖 小さじ2分の1
・すりおろしニンニク 小さじ2分の1
・塩、コショウ 適宜
作り方
(1)野菜は全て水洗いして、下処理をしてください。ウィンナーも切っておきます。
(2)オリーブオイルを入れた鍋に(1)を入れてさっと炒めた後、Aの材料全てを入れて煮込んでいきます。
(3)具材全体に火が通ったら完成です。
キャベツは意識せずとも噛む回数が増える野菜の筆頭です。さまざまなレシピに活用してダイエットを成功させましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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・実はNGな「納豆の食べ方」3つ
【参考】
※「よく噛んで食事をする」と食後の血糖上昇を抑えられる 「よく噛む」食事法は朝と夜で効果に差が – 保健指導リソースガイド
※キャベツ – カロリーSlism
※ほうれんそう – カロリーSlism
※ご飯 – カロリーSlism
※食物繊維 – わかさ生活