年を重ねると、次第に「胸のハリ」に変化を感じる方もいるでしょう。年齢とともに胸は少しずつ変化するため、しっかりと対策をすることが大切です。
アンチエイジングアドバイザーの筆者が、垂れ胸を加速させるNG習慣と、40・50代におすすめの垂れ胸対策をご紹介します。
■垂れ胸を加速させるNG習慣
通常のブラジャーで運動する
通常のブラジャーのままランニングやテニスなどの運動を行うと、胸が上下に大きくゆれます。
このとき、胸を支える「クーパー靭帯」が重力で伸びたり切れたりすると、胸が垂れる原因になります。
ノーブラで就寝する
就寝中は、ブラジャーで身体を締め付けたくない方も多いでしょう。
しかし、ノーブラで就寝すると、重力によって胸が左右に流れるなどして、胸の垂れや形崩れの原因となります。
姿勢が悪い
デスクワークの時やスマートフォン使用時に、つい猫背になってしまうことがありますよね。また、ヒールの高い靴を履いている時も、前屈みの姿勢になりやすくなります。
このように肩や背中を丸めた状態が続くと、垂れ胸につながる可能性があります。
無理なダイエット
無理なダイエットを行うと「タンパク質」などの栄養が不足したり、ホルモンバランスが乱れたりする原因となります。
このとき、胸や肌のハリが不足することで、胸が垂れやすくなってしまいます。
■40・50代におすすめの垂れ胸防止対策4つ
(1)用途に合ったブラジャーを着用する
就寝中はほどよく胸を支えて睡眠の妨げになりにくい「ナイトブラ」を、スポーツの時には胸のゆれを防ぐ「スポーツブラ」を着けるなど、用途に合ったブラジャーを着用しましょう。
また、しっかり胸をホールドできるように、自分のサイズに合ったブラジャーを着用することも大切です。
(2)姿勢を正す
デスクワークの時やスマートフォン使用時は、つい猫背になりがち。姿勢を正し、軽く胸を張ることを意識しましょう。
また、ヒールの高い靴を履いている時も前屈みにならないように背筋を伸ばし、正しい姿勢で歩きましょう。
どうしても前屈みになってしまうのなら、ヒールの高さを見直すなど、正しい姿勢で歩ける靴を選ぶこともポイントです。
(3)タンパク質を摂り、バランスの良い食事を
まずは胸のハリや肌の材料となる、タンパク質をしっかりと摂りましょう。
また、ホルモンバランスを整えるために、バランスの良い食事を摂ることも大切です。
(4)大胸筋を鍛えるエクササイズを行う
垂れ胸を阻止するために、胸の土台となる「大胸筋」を、鍛えることがおすすめです。
簡単なエクササイズをご紹介します。
(1)背筋を伸ばし、軽く胸を開いてから、両手を胸の前で合わせます。
(2)合わせた両手に力を加えて押し合います。このとき、胸や大胸筋を意識しましょう。
(3)(2)の状態をキープしながら両手を顔の前まで引き上げ、その状態で5秒ほどキープします。
(4)(3)の状態から再び胸の前まで両手を下ろし、両手に力を加えて押し込むようにし、その状態で5秒ほどキープします。このとき、猫背にならないように注意してください。(3)〜(4)を10回ほど繰り返しましょう。
大胸筋を鍛えて基礎代謝が上がると、痩せやすくなるのも嬉しいですよね。
20代の頃と同じ胸の形や高さをキープするのはむずかしいですが、しっかりと対策を行うことで「垂れ胸」を防ぎやすくなります。毎日コツコツと、対策を行なっていきましょう。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤 幸子)
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