夏の疲れや、季節の変わり目を迎えることで、身体や肌の老化がさらに進んでしまう場合があります。
その一因として考えられるのが、栄養不足です。簡単に作れるスープで、エイジングケア対策をしませんか。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、夜に摂りたい「老化予防に役立つスープレシピ」をご紹介します。
■不足した栄養の帳尻合わせは夕食で
仕事や家事などで忙しい40・50代の女性は、朝食や昼食をゆっくりと摂る時間がない……という方もいらっしゃるでしょう。
外食やコンビニの食材で済ますことが増えると、どうしても栄養のバランスが悪くなりがちですよね。
そんな1日の栄養バランスは、夕食に簡単に作れるスープを活用して、整えていきましょう。
■夜に摂りたい!効果的に働く栄養素
栄養素の中には、夜に摂ることでより効果的に働くものがあります。
まず挙げられるのが、カルシウムです。夜に摂ると、カルシウムの吸収が日中より効率よく行なわれることが分かっています。
さらに、トリプトファンは夜に摂ると睡眠の質が上がるうえ、老化の原因になる活性酸素を除去する作用を持っています。
睡眠の質を高めることで、睡眠中に成長ホルモンが分泌されて、肌トラブルなどを改善する効果も期待できますよ。
■夜に摂るべきスープのレシピ3つ
(1)しめじとキャベツのミルクスープ
カルシウムがしっかり摂れる牛乳を使ったスープが、骨の健康を助け、ストレスの緩和に役立ちます。食物繊維も補給することができます。
材料(2人分)
しめじ 50g
キャベツ 50g
牛乳 200ml
水 100ml
顆粒コンソメ 小さじ2
塩 少々
作り方
(1)しめじは石づきを落としてほぐし、キャベツはざく切りにします。
(2)鍋に牛乳と水を入れて中火にかけます。
(3)(2)が沸騰したら(1)を入れ、ひと煮立ちさせます。
(4)(3)に顆粒コンソメを加えて混ぜ、塩で味を調えれば完成です。
(2)豆腐とわかめの韓国風スープ
睡眠の質を高める働きのある、トリプトファンが豊富な豆腐を使ったスープです。満足感が高いので、ダイエット中の一品としても。
材料(2人分)
絹ごし豆腐 150g
乾燥わかめ 小さじ2
水 400ml
鶏がらスープのもと 大さじ1/2
しょうゆ 小さじ1
ごま油 小さじ1/2
作り方
(1)乾燥わかめは水で戻し、絹ごし豆腐はひと口大に切っておきます。
(2)鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら(1)を加えて中火で加熱します。
(3)(2)に鶏がらスープのもと、しょうゆ、ごま油を加えてひと煮立ちさせれば完成です。
(3)かぼちゃと卵のスープ
「若返りのビタミン」と呼ばれる、強い抗酸化作用のあるビタミンEを摂って、老化を阻止しましょう。ビタミンEを含む、かぼちゃと卵を使ったやさしい味のスープです。
材料(2人分)
かぼちゃ 150g
卵 1個
水 400ml
鶏がらスープのもと 大さじ1/2
塩 適宜
作り方
(1)かぼちゃをひと口大に切ります。
(2)卵をよく溶きほぐします。
(3)鍋に水と(1)を入れて火にかけ、沸騰したら鶏がらスープのもとを溶かします。かぼちゃがやわらかくなるまで、中火でアクを取りながら煮ます。
(4)(2)を静かに回し入れて、そっとかき混ぜて火を止めます。塩で味を調えて完成です。
冷たい食べ物の摂り過ぎによる胃腸の疲れにも、温かいスープはおすすめです。ゆっくりと美味しいスープを味わって、今日1日頑張った自分をねぎらってみてはいかがでしょうか。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※朝食・昼食・夕食でとりたい栄養素とは – NHK
※睡眠の質を上げる食べ物 – 大正製薬
※カルシウム Ca – わかさ生活
※トリプトファン – わかさ生活
※ビタミンE – わかさ生活