40代や50代になると、美容面や健康面で老化のサインが目立ってきます。
老化を加速させるNG習慣とは、どのようなものでしょうか。
エステティシャン歴20年の筆者が、40・50代が老化を早めてしまうNG習慣5つと、それぞれの改善策をご紹介します。
■今すぐ改善したい!老化が加速するNG習慣5つ
老化とは、細胞や組織の機能が低下し、健康や美容に悪影響を及ぼす現象を指します。
老化の原因は、体内で発生する活性酸素や糖化という反応によって、細胞が傷ついたり、変性したりすることです。
以下に老化を促す習慣と改善策を紹介しますので、日々の老化対策に役立ててくださいね。
(1)睡眠不足
睡眠不足は、体内時計やホルモンバランスに影響し、免疫力や新陳代謝を低下させます。
免疫力が低下すると感染症にかかりやすくなり、新陳代謝が低下すると肥満や生活習慣病のリスクが高まることも。
睡眠不足は肌のターンオーバーを妨げ、シワやくすみの原因となります。
改善策
睡眠時間は個人差がありますが、一般的には7〜8時間が目安です。就寝前にはスマホやテレビなどのブルーライトを避け、リラックスできる環境を整えましょう。
また、昼間に適度な日光を浴びることで、体内時計を整えることができます。
(2)過剰なダイエット
過剰なダイエットは、栄養不足や筋肉減少につながります。
栄養不足は免疫力や骨密度の低下につながり、感染症や骨粗しょう症のリスクを高めることに。また、栄養不足は肌や髪の毛にも影響し、乾燥やハリ・ツヤの低下を招きます。
筋肉減少は基礎代謝を低下させ、脂肪の蓄積や肥満につながる要因です。また姿勢やバランス感覚の低下につながり、転倒や骨折のリスクを高めます。
改善策
ダイエットをする場合は、バランスの良い食事と適度な運動を心がけましょう。
食事では、タンパク質やビタミン・ミネラルなどの必須栄養素の摂取をおすすめします。
運動では、筋力トレーニングや有酸素運動などを組み合わせて行いましょう。
(3)長時間のデスクワーク
長時間のデスクワークは、姿勢や目の負担になります。
姿勢が悪いと血流が悪くなり、肩こりや腰痛などの原因にも。また内臓の働きが低下し、消化不良や便秘などのトラブルを引き起こしかねません。
目の負担は、目の疲労やドライアイの原因となり、視力の低下や眼精疲労を招きます。
改善策
デスクワークをする場合は、正しい姿勢と休憩を心がけましょう。
正しい姿勢とは、背筋を伸ばし、肩や首をリラックスさせ、画面との距離や高さを適切に調整することです。
休憩は1時間に1回程度、5〜10分程度行いましょう。休憩中にはストレッチや、目のトレーニングなどを行ってくださいね 。
(4)紫外線の浴び過ぎ
紫外線の浴び過ぎは、肌の老化を加速させる要因の1つです。
紫外線は肌にダメージを与え、コラーゲンやエラスチンなどの弾力性や、柔軟性を持つたんぱく質を破壊。これにより、肌にシワやシミ、たるみなどの老化現象が現れます。
改善策
紫外線を浴びる場合は、日焼け止めと日傘などの日除けを使用しましょう。
日焼け止めは、SPFやPAなどの指数が高いものを選び、こまめに塗り直してくださいね。
日除けには、帽子やサングラスなども有効ですよ。
(5)不規則な生活
不規則な生活は、体内時計やホルモンバランスに影響し、老化を促進させる要因の1つです。
体内時計は、睡眠や食事などのリズムによって調整されますが、不規則な生活では体内時計が乱れます。
そのため、睡眠障害や食欲不振などのトラブルが起こることも。
ホルモンバランスは、成長ホルモンやメラトニンなどの分泌に影響しますが、不規則な生活ではホルモンバランスが崩れます。
そうなると、肌や髪の毛の老化や免疫力の低下などが起こるでしょう。
改善策
不規則な生活を改善するには、規則正しい生活を心がけましょう。
規則正しい生活とは、毎日同じ時間に起きて寝る、夕食は寝る直前や遅い時間に摂らない、夜更かしや昼寝を控えるなどのことです 。
老化は避けられないものですが、生活習慣に気を付けることで、そのスピードを遅らせることができます。40・50代は、老化のサインが現れる重要な時期です。老化を加速させる習慣を改善して、若々しく健康的な体を目指しましょう。
(エステティシャン・アロマ師 生出 和恵)
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