年齢を重ねると、痩せていてもあご周りがもたついてきます。これは、あごに関係する舌まわりの筋肉が衰えたり、姿勢が悪くなったりすることが影響しています。
あご周りの滞りをケアして、二重あご解消、あご周りすっきりを目指しましょう。
エステティシャンの筆者が、二重あごを改善するストレッチ、マッサージ、エクササイズのやりかたとポイントをご紹介します。
■二重あごを改善する3ステップ
(1)まずはあご周りのこわばりをケア
あご裏は老廃物がたまりやすい場所です。ここがこわばったり滞ったりすると、むくみ・くすみが現れたり、二重あごやたるみの悪化にもつながります。
まずはしっかりとほぐしていきましょう。
写真は片手ですが、両手であご先から耳舌まで、左右ともに行っていきます。
あごの裏、下顎骨の骨に親指の腹を食い込ませるように入れ込みます。そして左右に小刻みに揺らします。
あご先から、耳下まで骨のラインに沿って揺らしながらほぐします。
1回でもOKですが、時間がある人は2〜3セット行いましょう。
(2)首前のストレッチ
猫背の人や、デスクワークやスマホ時間が長い人は、首が縮こまったり、可動域が狭くなったりしています。
首の前側にある広頚筋などの筋肉が縮こまると、二重あご、首のシワ、フェイスラインのたるみにつながります。
しっかりとストレッチで伸ばしていきましょう。
首の下(鎖骨の上)に手のひらを置き、軽く下にテンション(圧)をかけます。
そのまま天井を向きます。首の前がしっかりと伸びているのを感じながらゆっくり10秒キープしましょう。
余裕がある人は、そのまま下あごを天井に突き出して10秒キープしましょう。
首の前がしっかり伸びる、つっぱるのを感じながら、無理のない範囲で行ってください。
首を痛めている人、天井方向をむくのが辛い人、顎関節症やあごが痛い人は控えましょう。
(3)舌の奥を鍛えて二重あご改善!
二重あごは、舌の奥にある舌骨筋群という場所が衰えることで進行します。
美しいフェイスライン、横顔を手にいれるために、舌の奥の筋肉を鍛えていきましょう。
舌回しの応用版です。天井を向いた状態で舌を大きく回していきます。
左30回・右30回を目安に。キツい人は無理のない範囲でOKです。
二重あご改善以外にも、頬のスッキリ感やむくみ改善にもつながります。ぜひ習慣化してください。
ご紹介した(1)から(3)を一日に朝晩2回行うと、1週間くらいでお顔のスッキリ感がでてくると思います。エクササイズに合わせて、なるべく猫背を矯正したり、下を向く時間を減らしたり、口呼吸を控えたりできると、効果の実感が早いはず。ぜひできる範囲で意識してみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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