老け見えの主な原因は、「目尻のシワ」ではないでしょうか。笑いジワは、その人の人生が垣間見えるようで魅力がありますが、それ以外の目尻のシワは改善したいですよね。
肌育美容家の筆者が、オバ目元になるシワの種類とその対策方法をご紹介します。
■目尻のシワにも種類がある!?
「目尻のシワ」には、いくつかの種類があります。セルフケアでアプローチできるものと、できないものがあるので、その違いを知っておきましょう。
表情ジワ
いわゆる「笑いジワ」などが、これに当てはまります。顔の筋肉をゆるめることで元に戻りますが、年齢を重ねることで肌のハリや弾力が衰えると、シワが慢性化して刻み込まれる場合があります。
深くなってしまうとセルフケアでは元に戻らないため、美容クリニックでの治療も視野に入れなくてはなりません。
乾燥ジワ
「目尻の細かいちりめんジワ」の主な原因には、乾燥が考えられます。
目元の皮膚は、顔のなかでも薄くデリケートなパーツ。40・50代になると皮脂の分泌が減少するため、余計に乾燥ジワを招きやすくなります。また、長時間のPC作業やスマホで目に負担がかかると、瞬きが多くなり乾燥が加速することも。
乾燥によるちりめんジワは自分でケアすることができるので、しっかり行いたいですね。
■あきらめないで!誰でもできる3つの乾燥ジワ対策
乾燥が原因となっているちりめんジワは、普段のケアで対策ができます。誰でもできる3つの方法を、ぜひ参考にしてみてください。
(1)専用のクレンジングを使う
デリケートな目元の皮膚には、必ず専用のクレンジングを使いましょう。ゴシゴシとこすらず、コットンでやさしくオフしてください。
また、綿棒にクレンジング剤を染み込ませて目尻の粘膜付近のアイメイクもオフし、洗い残さないようにしましょう。
(2)紫外線対策をしっかり行う
目元の乾燥は、紫外線が要因となっている場合もあります。
日焼け止めを顔に5点置きして伸ばしている人は、ムラが起こり目尻周辺まで塗れていないことがあります。日焼け止めは1年中欠かさず、目尻周辺には指でポンポンと重ね塗りをしてください。
(3)アイクリームで保湿ケアも念入りに
40・50代の目元ケアにアイクリームを加えて、鉄壁の保湿をするのもおすすめです。スキンケアの最後に、力を入れずに少量のアイクリームをクルクルと目元になじませましょう。
このとき、片方の手で目尻を少しだけ引っ張り、もう片方の手の薬指で塗布してください。薬指には力が入りにくいので、やさしくケアすることができます。
■美容成分にも注目
最近では、乾燥ジワの改善が期待できる、美容成分が配合された化粧品がたくさん発売されています。目元専用のものだけでなく、美容液やクリームにも配合されているので、目尻への重ね塗りもおすすめです。
上手に取り入れて、目尻のシワ改善に役立ててみましょう。
ニールワン
ポーラが開発した日本初のシワ改善成分。
ポーラの美容液「リンクルショット」に配合されています。
純粋レチノール
ビタミンAの一種で、肌表面の水分量を増やすことが期待できます。
乾燥ジワだけでなく、肌全体の底上げが叶います。
ナイアシンアミド
美白と乾燥によるシワ改善の効果が認められた成分。
ここ数年で、さまざまなスキンケアに配合されるようになりました。
セラミド
角質層の細胞間脂質に多く含まれるのが、セラミドです。
セラミドにも種類があり、なかでも「ヒト型セラミド」は高保湿といわれています。
乾燥による目尻のシワは表情ジワと違い、オバ見えを加速させます。笑顔に自信がもてるよう対策をして、ぜひ若々しい表情を保っていきましょう!
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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