「食パン」は忙しい朝の味方ですが、炭水化物が含まれることからダイエット中はさけているという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、食べ方を工夫すれば、食パンも美味しく&太らずに食べることができます。
管理栄養士の筆者が、太りにくい食パンの食べ方をご紹介します。
■食べ方を工夫すればOK!太りにくい食パンの食べ方4つ
(1)ブランパンをチョイスする
ダイエット中であれば、可能ならブラン入り食パンをチョイスするのがおすすめです。
「小麦ブラン」とは小麦の外皮のことで、さまざまな栄養素が含まれています。そのなかでも、「食物繊維」が豊富なのが特徴です。
食物繊維は食後の血糖値上昇を緩やかにする働きがあるため、インスリン分泌を抑えて脂肪がつきにくい身体に導きます。
また、腸内環境を整える働きにより栄養素の消化・吸収や老廃物の排出がスムーズになると、代謝が上がり痩せやすくなります。
ブラン入り食パンはスーパーやコンビニで手軽に購入できるため、気になる方はチェックしてみてください。
(2)スパイスをかける
意外ですが、「食パン×シナモン」や「食パン×ターメリック」などの組み合わせもおすすめです。
シナモンの血行を促進する働きと、ターメリックの抗酸化作用によって血流が良くなると、代謝を上げる効果が期待できます。また、唐辛子に含まれる「カプサイシン」には脂肪燃焼効果があることで知られています。
このように、ダイエットに役立つスパイスはたくさんあります。
トーストした食パンにスパイスをかけるだけでも良いのですが、チーズや卵などの「タンパク質食品」も組み合わせると基礎代謝を上げる効果が期待でき、食べごたえもアップします。
(3)冷やして食べる
食パンには炭水化物が含まれていますが、その炭水化物のなかでも消化・吸収されにくい「レジスタントスターチ」というものがあります。
レジスタントスターチは、加熱した食品を冷ますと増加するため、食パンも冷えた状態で食べるのがおすすめです。
サンドイッチやホットサンドだと具材が豊富で、冷めても美味しく食べられるでしょう。ぜひ、取り入れてみてください。
(4)ビタミンB1を含む食品と一緒に食べる
「ビタミンB1」は、糖質の代謝をサポートする栄養素です。そのため、炭水化物が多い食パンを食べるときに、ビタミンB1を含む食品を一緒に取り入れると良いでしょう。
食パンと相性が良く、ビタミンB1を含む食品は、「枝豆」「アボカド」「アスパラガス」「モロヘイヤ」などです。トーストした食パンにトッピングしても良いですし、サラダなどの副菜にして取り入れても良いでしょう。
ダイエット中に懸念しがちな「食パン」ですが、食べ方を工夫すると安心して食べることができます。ご紹介した方法はどれも簡単にできるものばかりですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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