「秋冬になると太りやすくなる」……そう感じたことはありませんか?
ヘルス&ビューティーコンシェルジュの筆者が、秋冬に太りやすくなる原因と、簡単にできる対策をご紹介します。
■秋冬に太りやすくなるのはなぜ?
秋冬に太るのは「冷え」が原因かもしれません。実は、「冷え太り」という言葉があるほど、冷えと太ることには密接な関係があります。
体が冷えると血流が悪くなり、水分や脂肪・老廃物が溜まりやすくなり、「むくみ」につながります。
むくみはセルライトの原因ともいわれており、そのままにしておくと代謝の低下につながり、太りやすくなるというわけです。
加えてこの時期は、寒さや日照時間の減少から一日の活動時間も減りやすくなり、代謝が少なくなりやすいので注意が必要です。
冷えやすくなる→血流が悪くなる→セルライトなどにつながり代謝が落ちる+1日の活動量が減る→さらに代謝が下がる→冷えやすくなる……という「冷え」×「代謝減少」のループが始まり、どんどん太りやすい体になっていきます。
このままにしておくと体の不調にもつながるため、早めの対策をしておきましょう。
■冷え対策にはこれ!カンタンつぼマッサージ3選
冷えの原因となる血流低下、老廃物対策の「つぼ」をご紹介します。
お家でできるものから外出先でもできるものまでありますので、ぜひ日常生活に取り入れてみてくださいね。
(1)お家でカンタン!足つぼマッサージ
足のつぼで紹介したいのは、「湧泉(ゆうせん)」と「三陰交(さんいんこう)」です。
「湧泉(ゆうせん)」は老廃物の排泄をうながし、むくみ改善に効果があり、「三陰交(さんいんこう)」は血行促進に効果的といわれています。
「痛気持ちいい」程度の圧で、1カ所につき「3~5秒」×「5~10回」くらい押しましょう。
息を吐きながらゆっくりと押し、吸いながら手を離します。
お風呂上がりなどのタイミングがおすすめです。
お風呂の中で温まりながら行うと、血行が促進されすぎてしまうことがありますので、上がってから行うようにしましょう。
(2)外出先でもできる!手つぼマッサージ
手のつぼで紹介したいのは、「労宮(ろうきゅう)」と「合谷(ごうこく)」です。
「労宮(ろうきゅう)」 は血行を促進し緊張を緩和して、自律神経の乱れも整えてくれます。
「合谷(ごうこく)」は、リラックス効果と、ストレスによる血行不良改善のサポートが期待できます。
足と同様に、「痛気持ちいい」程度の圧で息を吐きながらゆっくりと押し、吸いながら手を離します。
1カ所につき「3~5秒」×「5~10回」くらい押しましょう。
仕事の合間や、外出先でも簡単に押せるのでおすすめです。
(3)いつでもできる!耳つぼマッサージ
最後に、耳つぼを2つ紹介します。「腎(じん)」と「肺(はい)」です。
「腎(じん)」は老廃物の排泄をしてくれるため、むくみケアとしておすすめです。「肺(はい)」は、呼吸を整え循環を良くしてくれるので、血行促進も期待できます。
人差し指と親指を使って軽く挟む程度の圧で、息を吐きながら「3~5秒」ほどゆっくりと押し、吸いながら手を離します。
こちらも他のつぼと同様、「5~10回」程度行いましょう。
■つぼを「温める」のもおすすめ
つぼを温めるのも効果的です。
お灸はとてもいいですが、忙しい毎日の中で手間もかかり、大変ですよね。
そんな時は、ドライヤーの温風などを使って、つぼを温めるのがおすすめです。
手間もかからず、簡単にできますので、ぜひ試してみてください。
さまざまなシーンでできる「つぼマッサージ」を紹介しました。冷え対策をして、秋冬の太る悩みから解放されましょう!
(ヘルス&ビューティーコンシェルジュ 西川美佐子)
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【参考】
※太ももやお尻のセルライトに効果の“手軽にできる筋膜リリース法”とは? – クラシエ
※中医学耳つぼ美容協会『耳つぼストーンセラピスト®講座テキスト』※星野忠宏 編著『からだと耳のツボ療法 ニューハンドブック』(2001年)長生出版※『新エステティック学 技術編』日本エステティック協会