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痩せにくいのは冷えのせい?薬膳的・冷え太り解消アドバイス

国際薬膳調理師
倉口ゆうみ

女性なら、ご自身の体形を誰しもが気になるのではないでしょうか。しかし、ダイエットにとり組んでいるのになかなか結果が出ないと、モチベーションを維持することがむずかしく挫折しがちですよね。

もし、この時期になかなか痩せないと悩んでいるのならば、その原因は「冷え」にあるかもしれません。

痩せにくいのは冷えのせい?薬膳的・冷え太り解消アドバイス

ズボラだけど薬膳のプロである筆者が、薬膳的「冷え太りさんのための食習慣アドバイス」をご紹介します。

■冷え太りしやすい人のチェックリスト

□身体を動かすのが苦手

□むくみやすい

□いつも手足が冷えている

□トイレが近く尿量も多い

□冷たい飲み物や食べ物が苦手

上記のチェックにあてはまるものが多ければ多いほど、冷え太り体質である可能性が高いです。この季節は冷え込んでいますので、普段から身体が冷えやすい方は特に注意が必要です。

とはいえ、具体的にどんな対策をしたらいいのか気になりますよね。冷え太りさんのための食習慣やライフスタイルについてアドバイスしていきます。

■冷え太りさんのための食習慣アドバイス

冷え太りさんは、とにかく身体を冷やさないことが大切です。冷えは体質などもありますが、食事やライフスタイルが原因の場合も多いです。

以下の3点を意識して食習慣を見直してみましょう。

(1)温め食材をとり入れる

薬膳の世界では、身体を温める食材と身体を冷やす食材があります。冷えやすい方は、身体を温める食材を味方につけましょう。

1年を通して身体を温める食材を口にしてほしいのですが、冬場は特に身体を温める食材をとるように意識しましょう。

身体を温めるおすすめの食材

・にんにく

・しょうが

・ブラックペッパー

・たまねぎ

・ねぎ

・かぼちゃ

・鶏肉

・鮭

・ぶり

・海老

・甘酒

・ワイン

(2)胃腸に負担をかけない

栄養を作り出す胃腸の働きが弱まってしまうと、全身にいきわたる栄養の量が少なくなってしまい手足が冷たく感じることがあります。冷えない身体をつくるためには、胃腸を労わることも大切です。

温かい物を口にする」「加熱したものを口にする」「夕飯を食べ過ぎない」「具材を小さく切って消化しやすいようにする」などのことを意識をしてみてください。

(3)冬のビールとアイスコーヒーはNG

温活を意識していても、「お酒や飲み物などの嗜好品となると、自分に甘くなってしまう」という方も多いのではないでしょうか。温かい室内で飲むビールやアイスコーヒーはとても美味しいのですが、身体をとても冷やしてしまいます。

冬場のお酒はワインや焼酎にし、コーヒーはホットにして1日1~2杯ほどにしましょう。

■冷え太りさんのためのライフスタイルアドバイス

食事だけのアプローチだけでは、なかなか冷えは改善されません。特別なことをしなくても、基本的なことを意識するだけでOKです。

まずは、以下の3つを意識してみましょう。

(1)週に一度、早寝する日をつくる

寝不足の方は、身体が冷えている可能性が高いです。寝不足によって「気(き)」が作りだせないためです。気には身体を温めるという働きもあるため、寝不足になると身体が冷えやすくなってしまいます。

仕事上、毎日規則正しく眠ることがむずかしくても、まずは週に一度、いつもより早くお布団に入る習慣を身につけましょう。特に冬は1年のなかでも睡眠時間をたっぷりと確保して、寒さから身を守ってください。

(2)日常の何気ない動きで気軽に運動を

「運動が冷え対策と関係があるの?」と思われるかもしれませんが、運動には「気」をとり込み血液の巡りを良くする働きがあるといわれています。

身体のためにいいとわかっていても運動が苦手という方も多いはずです。そこで、日常の何気ない動きで身体を動かすよう意識してみましょう。

例えば、「歩く時や座っている時に腹筋に力を入れてみる」「スクワットをしながら歯磨きをしてみる」というように、自分に負担がない範囲で運動する習慣をつけましょう。

(3)「首」と名のつくところを温める

身体を冷やす邪気は、首・手首・足首といったように「首」と名のつくところから侵入しやすいといわれています。「マフラーやタートルネックで首を温める」「手首は手袋で温める」「足首はくるぶしが隠れるくらい厚手の靴下と、レッグウォーマーで温める」といったように、防寒対策をしっかりと行ってください。

もし、防寒対策をしても身体が冷えていると感じた日は、シャワーだけですまさずに湯船に浸かってしっかり身体を温めてから眠りにつきましょう。

女性は、身体が冷えやすい傾向にあります。この季節は自然界の影響で寒さが身体に侵入しやすくなっていますので、「冷え太りかも?」と感じる方は、ぜひ今回のアドバイスをとり入れてみてくださいね。

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口ゆうみ)

 

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