乾燥などの肌の不調から、メイクのノリが悪くなる冬。
実感として「メイクのノリが悪くなっている」と感じている方も、少なくないはずです。
エステティシャンの筆者が、メイクのノリが良くなる、日頃からできる肌対策を3つご紹介します。
■メイクのノリが良くなる日常肌対策
(1)お肌の乾燥だけじゃない!部屋の乾燥対策を
メイクのノリが悪くなる一番の原因は、お肌の乾燥です。
お肌のうるおいをキープするためには、スキンケアでのたっぷりの保湿が大切ですが、同じくらい重要なのが空気の乾燥対策。
お肌は過ごす環境の影響を大きく受けるので、長く過ごす場所の湿度調整は必須です。
職場の湿度はなかなか変えられないかもしれませんが、1日の約1/3を過ごす寝室だけは、加湿器や洗濯物を干すなどの工夫をして湿度を保ちましょう。
これだけでも朝のメイクのノリが変わるはずです。
(2)軽い角質ケアはうるおい補給の要
メイクのノリが悪くなる原因のもう一つは、角質が厚くなっていること、お肌の生まれ変わりが乱れていることです。
また乾燥している方でも、肌表面のキメが乱れていることもあります。
そんな方におすすめなのが角質ケア。ただし、やりすぎると逆に乾燥が進行することもあるので「軽く」がおすすめです。
乾燥している自覚がある場合は、スクラブや酵素洗顔、クレイなどのアイテムや、週に一回のスペシャルケアのようなものよりも、毎日使える美容液タイプで「塗るだけ」「成分で穏やかに角質ケアする」ようなアイテムを選びましょう。
即効性が低くても、1週間程度でメイクのノリの良さを実感できるはずです。
(3)クレンジング・洗顔を見直す
乾燥の見直しをする際に一番に考えたいのが、クレンジング・洗顔のアイテムと方法です。
どんなに保湿を頑張っても、落とし方に問題があると乾燥はなかなか改善しません。
クレンジングや洗顔は、洗浄力が低いアイテムのほうが、お肌への負担が軽いです。
可能なら「落としやすいやさしいメイク製品」と「洗浄力が穏やかなクレンジング・洗顔料」をセットで使用しましょう。
また、すすぎ時のお湯の温度が高いと、お肌のうるおいが流されてしまうので、ゆるま湯(32度から34度程度)ですすぎを行いましょう。寒くなると、つい温度をあげがちなのでぜひ意識してみてください。
また、スクラブなど「剥離」作用のあるコスメを使用している方は、乾燥が強い場合は一度お休み期間を設けてもいいかもしれません。
肌の代謝をあげることは大事なケアですが、乾燥してしまえば結局肌の老化やトラブルの原因になるため、うるおいケアを優先させましょう。
お肌のうるおいは、実は表面的なものだけではなく、肌の細胞がつくられ育つ過程で自分で生み出すものでもあります。今日生まれた細胞が表面にくるまで1ヶ月以上かかります。即効性が感じられなくても習慣化して、長い目でお肌を育てていくようにしましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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