40代以降に、「体重は変わらないけれど、くびれがなくなり、ずん胴体型になってしまった」と悩む人も多いのではないでしょうか。
なぜ体重は変わらないのに、体型に変化が出てきてしまうのでしょうか?
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、自宅でできる、ずん胴体型改善エクササイズのやり方をご紹介します。
■ずん胴体型の原因は「わき腹の筋肉」
ずん胴体型になってしまう原因の一つは、わき腹の筋肉である「内腹斜筋」が弱っているからです。
内腹斜筋はお腹の深部にある筋肉で、肋骨の側面下部から骨盤にかけてくっついている筋肉です。
さまざまな機能がありますが、注目するべきは「肋骨を縮める」機能です。
肋骨は肺に空気を出し入れするために広がったり縮まったりします。息を吸うと肋骨は外側に広がり、吐くと肋骨は内側に縮まります。
しかし、何らかの原因で肋骨が十分に内側に縮められず、外側に広がったままだと、筋肉や脂肪も外側に移動。くびれがなくなり、ずん胴体型に変化してしまうのです。
これを改善するためには、内腹斜筋をしっかりと働かせることが大切です。
■ウエストにくびれを!キャットアーチ&ニータック
内腹斜筋に刺激をいれて働かせるためのエクササイズ、キャットアーチ&ニータックをご紹介します。
(1)四つんばいになります。口から息を吐きながら、背中・腰を目一杯丸めます。この時、手の平で床を強く押しましょう。息を吐ききったら、鼻から息を吸います。
(2)背中を丸めた姿勢をキープして口から息を吐きながら、右ひざを胸に近づけます。息を吐ききったら、鼻から息を吸いながら戻します。
(3)反対側も同様に行います。左右10回ずつ、合計20回行います。
(4)1分程度休み、2〜3セット行いましょう。
注意すること
行っている間はずっと、手で床を強く押し続けましょう。
押す力が弱くなってしまいがちですが、グッと強く押すことで、しっかりお腹の筋肉を使うことになります。
内腹斜筋を働かせることは、肋骨を内側に縮めて、美しいスタイルを保つためにとても重要です。日々の運動の中に内腹斜筋を働かせる運動を取り入れて、美しいくびれスタイルを手に入れましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
【関連記事】
・垂れ尻を上向きヒップに!骨盤も整う1分エクサ【動画あり】
・3週間でボディライン激変!ムダ肉そぎ落ちエクサ
・連休太りをすみやかに解消!今からすべき痩せ行動3つ
・1日1分で痩せ体質に!40・50代がすべきエクサ[動画あり]