「お腹のお肉をどうにかしたい」という声が聞こえてきそうな薄着の季節になりました。
YOGAエクササイズディレクターの筆者が、寝る前1分で美しいクビレに導く「クリスクロス」をご紹介します。
■動きはシンプルなのに効果は絶大
今回ご紹介するのは、ピラティスのエクササイズ「クリスクロス」です。ピラティスの動きはシンプルですが、正確な動きが必要です。特に気を付けて欲しいポイントは以下の3つ。
(1)骨盤を床と平行にした状態をキープしたまま動作する
(2)背中は床からはなれず、肩甲骨の下角(かかく)→ブラのホックの位置で床を押し上体を起こす
(3)ねじり動作は反対側の肩甲骨で床を押すと動作が安定し、クビレを作る腹斜筋が使えるので効果UP
ぜひ、動画も参考に実践してみてください。
首が痛いという人は、無理のない範囲でおこなってください。回数よりも動作のクオリティーを意識して、丁寧に1回づつなどの工夫をしてみてくださいね。
期待できる効果
・ぽっこりお腹引締め
・クビレを作る
・胸の下の浮き輪肉や下腹の引締め効果大
・太ももの引締め
・筋力がつくことで代謝が上がると、太りにくい身体づくりに役立つ
・肩こり、冷え、むくみ、腰痛の改善効果
実践回数&期間
週に4〜6回を目安に実践してください。必ず効果を感じられるはずです。
「クリスクロス」のやり方
(1)床に仰向けになり、両膝を立てます。指先で三角形を作り、床と平行にします。
(2)両手を頭の下にそえ、ひじを床から10センチほどはなしてスタートポジションになります。吐く息とともに片脚づつ床からはなします。お尻(股関節)の真上に膝、すねが床と垂直の位置でキープします。
両膝をつけ、内ももへの意識を高めます。腰が反りやすいので、吐く息とともに肋骨(あばら)を床に付けなおすなどをして、首に力が入らないように注意してください。
(3)吐く息とともに肩甲骨の下角(ブラのホック位置)で床を押して胸を起こし、右肘を左太もも方向に向けます。左の肩甲骨で床を押すとバランスをとりやすく、尚且つ斜めの筋肉が刺激されるのでクビレたウエストに仕上がります。
息を吸いながらスタートポジションに戻ります。
(4)吐く息とともに反対側も同様に動作してください。
(5)再度、右肘を左太もも方向に向けたら、右脚を斜め前に伸ばします。
(6)吸う息でスタートポジションに戻り、反対側も同様に行います。(5)と(6)の動作を2回づつ繰り返してください。
(7)両膝をかかえて、腰をストレッチします。
寝る前に「クリスクロス」を習慣にすれば、目が覚めるたびにサイズダウンしているかもしれませんね。ぜひ、ご自分の身体に期待して楽しみながら実践してみてください。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森 和世)
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