牛乳の代替品として欧米では一般的な「植物性ミルク」。日本でもじわじわと人気が高まってきましたね! アーモンドやココナッツなど、スーパーフードとしても注目を集める素材を使ったミルクは、美味しさも機能性も兼ね備えているため、子供から大人まで幅広い年代に人気なんです。
■人気急上昇中!「植物性ミルク」4選
(1)アメリカでは豆乳越え!?アーモンドミルク
植物性ミルクの人気の火付け役「アーモンドミルク」。身体の中で抗酸化ビタミンとして働く「ビタミンE」が豊富に摂れることから、アメリカではすでに豆乳を凌ぐ人気なのだとか。アーモンドのビタミンEは、固い細胞壁に包まれているため、噛んで食べた程度では充分に吸収できないそうですが、ミルクにするためアーモンドをすり潰すことで細胞壁が破壊され、吸収率がUPします。アンチエイジング世代にとっては嬉しいポイントですね。
(2)スイーツ代わりにも!ココナッツミルク
食べても脂肪として蓄積されにくく、エネルギーとして消費されるスピードの速い「中鎖脂肪酸」が豊富なココナッツミルク。中鎖脂肪酸を摂ることで体内に「ケトン体」には、身体に備わっている「抗酸化酵素」の働きを活性化させる働きがあり、身体のサビ予防に◎。ココナッツの香りと濃厚な口当たりで、ダイエット中のスイーツ代わりにもおすすめです。
(3)注目度No.1!ライスミルク
玄米と水だけで作ったミルク。お米由来のほのかな甘みがありながらも、さっぱりとした味わいです。玄米をすり潰して作ることで、ビタミン・ミネラル・食物繊維といった栄養を吸収しやすい形で摂ることができ、ミネラルが不足しがちな外食が多い方にもおすすめです。玄米のほか、有機米を使ったものなど多くのメーカーから販売されており、今、注目度ナンバーワンの植物性ミルクです。
(4)食前にどうぞ!オーツミルク
オーツ麦を使って作ったミルク。オーツ麦に豊富に含まれる食物繊維の仲間「β-グルカン」は、腸内で善玉菌のエサとなり腸内環境を整え、コレステロール値の上昇を抑えます。また腸内の内側にある免疫細胞に働きかけて免疫力を高める効果があるため、食事の前に飲むと良さそう!
今後ますます人気の高まりそうな植物性ミルク。さっそく毎日の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※中鎖脂肪酸サロン 脳の栄養不足を助ける中鎖脂肪酸 – 日清オイリオグループ
※アーモンド効果 アーモンドに注目! – グリコ
※β(ベータ)グルカン – わかさ生活
※玄米 成分情報 – わかさ生活
※クロワッサン特別編集『ココナッツオイル・バイブル』(マガジンハウス)
※フィッテ2015年5月号「新3大ヘルシーミルクの効果を大検証!」(学研パブリッシング)