夏の終わりは、肌の疲れが表面化してくる頃です。高温多湿や汗のおかげで、一見しっとりうるおっているように感じますが、実は紫外線やエアコンの乾燥の影響などで、「なんだか肌の調子がイマイチ」なんて方も多いのではないでしょうか。
そんなイマイチな状態のまま秋冬を迎えると、一気に肌が老けてしまうかもしれません。そうならないように、夏の肌ダメージは夏が終わる前にしっかりとケアしていきましょう。
エステティシャンの筆者が、夏老け肌対策をご紹介します。
■あなたはどのタイプ?夏の老け肌のパターン3つ
(1)「乾燥老け」小ジワ・カサカサ肌
・洗顔後につっぱりを感じる
・日中、顔の乾燥を感じる
・ファンデーションが小ジワにたまる
・化粧水の浸透が悪い
・化粧ノリがよくない
上記のような症状があてはまったあなたは、乾燥によるダメージを受けている可能性が大です。
紫外線、エアコン、保湿不足など、夏の肌は乾燥する要因が多々あります。放置すると、乾燥小ジワやくすみ、ハリ弾力不足などの肌老けにつながってしまいます。
「乾燥老け」対策方法
あてはまる人は、まずはとにかく保湿をしてください。ベタベタするクリームが苦手なら、オイル系の保湿美容液を導入したり、洗顔後のブースターがわりに植物オイルを使用したりしてみてください。
シートマスクも良いですが、長時間乗せっぱなしにしないよう、時間に注意しましょう。
(2)「紫外線老け」くすみ・シミ肌
・海やレジャーを楽しんで、うっかり日焼けをした
・普段から外にいる時間が長い
・日常的に短時間でも自転車や車に乗っている
・自宅や会社から最寄駅まで5分以上かかる
上記のような日々の蓄積で紫外線を浴びている人は、紫外線の影響によるくすみ・シミ肌のリスクが大です。「首の後ろや耳の上が顔の色と違う」「日焼けのムラがある」という方も注意が必要です。
「紫外線老け」対策方法
ケアしなければ、秋口にくすみやシミが濃くなったと感じるかもしれません。今からでも、これ以上紫外線の影響をうけないように、日焼け止めを塗布したり、日傘を活用したりしましょう。
くすみ・シミ肌予備軍の人におすすめなのは、角質ケアやピーリングです。肌の代謝を上げることで、「メラニン」の排泄を促します。
美容液は、「ビタミンC配合」など美白系の成分を選びましょう。また、ビタミンCを含む食材やサプリの活用もおすすめです。
(3)「お疲れ老け」毛穴目立ち、ゴワゴワ肌
・エアコンが寒くて冷えを感じることが多い
・冷たいものばかり摂ってしまう
・暑くて食欲がない
・寝不足や睡眠の質の低下を感じる
・なんとなく身体が疲れていたり、だるかったりする
・夏の間、湯船にあまり浸かっていない
上記の項目にあてはまる人は、お疲れ老け肌の可能性があります。肌の生まれかわりが衰え、バリア機能が低下することから、毛穴が詰まって目立ったり、肌がゴワゴワしたりしていませんか?
「お疲れ老け」対策方法
くすみやクマも気になるかもしれませんが、まずは湯船に浸かり、冷たい食べ物や飲み物の頻度を減らして、身体を冷やさないように心がけましょう。
肌に赤みやかゆみなどが起きていなければ、角質ケアなどで肌の代謝を上げてからたっぷりと保湿をしましょう。シートマスクのあとに植物オイルで保湿をしたり、時間があれば軽くマッサージをして血行を促進することもおすすめです。
筆者の運営するエステサロンには、毎年夏の終わりのころに「肌の調子が悪い」と駆け込む女性が後を絶ちません。とくに、10月頃になると「すごく乾燥する」「最近クマ、くすみがひどい」「シミが濃くなった」というお悩みで来店される人が多くなります。夏のダメージを秋冬にひきずらないことが、肌を老けさせないコツです。今のうちからしっかりとケアをして、イキイキ肌で秋を迎えましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美
自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。)
【関連記事】
・デリケートゾーンのムレ&ニオイに!おすすめのケアアイテム
・2分でできる「ゴルゴ線」対策!肌のハリもUPするセルフケア
・歯磨きしながらほうれい線予防!「ながらdeたるみケア」3つ
・サンダル映えする足に!夏までにツルツルかかとになる方法