寒さがきびしい今日この頃。「この頃、お腹がすっきりしないな」ということはありませんか?
「温かい季節は快便だけど、冬になると出にくい」という方は、冬便秘の傾向が考えられます。
便秘は、老廃物が体内に溜まった状態です。肌荒れや体重増加等の原因にもつながります。
管理栄養士の筆者が、冬便秘の対策法をお伝えします。
■水分を多く摂る
冬は夏場と違って喉が乾きにくいため、水分を夏ほど飲まなくなる人も多いのではないでしょうか。
冬は、汗をあまりかきませんが、乾燥しやすい季節のため体内の水分が奪われることもあります。暖房が効いた部屋のなかでは空気が乾燥するため、睡眠中も体内から水分が奪われている可能性もあります。
朝起きたらコップ1杯の白湯を飲んだり作業ごとに水分を摂るなど、こまめに水分補給をしましょう。冷たい水やジュースは胃腸を冷やして身体を冷やしやすいため、常温か温かい飲み物がおすすめです。
■朝食をしっかり食べる
「寒くて布団からなかなか出られない」ということもありますよね。しかし、腸の「ぜん動運動」を促すためには、朝食を食べることをすすめます。
そのためには、前日の夕食から時間をあけましょう。夕食を早めにすませてしっかり睡眠をとることで、翌朝、腸が動きやすくなります。
また、生姜、にんにく、根菜などの身体を温める食材を朝食に加えることもおすすめです。ヨーグルトや味噌といった発酵食品も積極的に食べることで、善玉菌が優位になり便秘対策になるでしょう。
■適度に身体を動かす
便を快適に出すには、適度な運動が必要になります。便を出すのには力がいるため、筋肉がある程度必要になるからです。
だからといって、ハードな運動をする必要はありません。ウォーキングやジョギング、ヨガなど、手軽にできるものから始めると良いでしょう。
いかがでしたか? 冬の便秘は水分不足や食生活の乱れ、運動不足が原因に挙げられるあるため、それらを解決していくことをおすすめします。
(管理栄養士/おやこ食育プランナー/美食ライフプランナー やなぎさわえりな
「すべての女性は美しい」をモットーに「食べる」ことを通して自分らしく育児も自分磨きも楽しむメソッドを提案。)
【関連記事】
・毎日食べて内側から潤いケア!肌を乾燥から守る食べ物3つ
・ついスーパーで無駄遣いしている!?食費が高くなるNG行動
・栄養士に聞く、ダイエットフードに「高野豆腐」が最適な理由
・痩せ体質になる飲み物は?ダイエット中に飲みたいお茶3選