まとめ髪にする時に後れ毛や毛束を引き出してこなれ感を出すことが流行っていますが、やり方を間違えるとボサボサなヘアスタイルになり老け見えしてしまいます。
ヘアメイクである筆者が、老け見えするNGまとめ髪の特徴をご紹介します。若見えするまとめ髪のポイントもまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
■NGまとめ髪の特徴
スタイリング剤をつけないまま毛束を引き出している
スタイリング剤を何もつけないで毛束を引き出すと、ツヤがないのでボサッとして見えたり、まとまりがない仕上がりに見えてしまいます。
後れ毛が多い
後れ毛があるとかっちりとしたヘアスタイルがラフに見えたりこなれ感を演出できたりしますが、後れ毛の量が多すぎると逆に老け見えにつながってしまいます。
全体の雰囲気が重く仕上がり、顔も暗い印象に見えてしまいます。
後れ毛が整っていない
後れ毛をそのまま出しただけではNG。後れ毛のまとまりが悪く、疲れた印象を与えてしまいます。
毛束の引き出しすぎ
毛束を引き出しすぎてしまうと、引き出した毛束がたるんで立体的に仕上がりません。
さらに、髪が広がって頭が大きく見えるので、バランスの悪いスタイルになってしまいます。
毛束を引き出したのに、まとまりのない仕上がり
毛束を引き出す長さが短かったり引き出す場所が少ないと、束感がうまく作れずまとまりのない仕上がりになってしまいます。
髪全体を引き出したことで立体感がない
全体的に髪を引き出してしまうと、ボリューム感は出ますが束感のない仕上がりになってしまいます。
かっちりしたまとめ髪風に見え、後れ毛とのバランスも悪く見えてしまいます。
ボリュームがほしい部分がペタンとつぶれている
まとめ髪にした時に頭頂部や後頭部がペタンとしていると薄毛に見えてしまいます。
写真の赤枠部分にボリュームが出るように毛束を引き出さないと、シルエットがきれいに見えないので注意してください。
■若見えするまとめ髪のポイント4つ
(1)まとめ髪にする前にスタイリング剤をつける
スタイリング剤をつけることで、毛束を引き出した時に束感を簡単に作ることができます。
オイルやヘアミルク、バームなどのトリートメント系のスタイリング剤をつけるとツヤ感がアップします。今風のうるツヤスタイルが完成しますよ。
(2)後れ毛は、物足りないくらいの毛量を目安に
後れ毛は量を多く出すよりも、後れ毛を出す部分を多くすることがポイント。こめかみやもみあげ、耳後ろやみつえりなどから少なめの毛量を出すことで、ラフな仕上がりになります。
後れ毛は、「物足りないかな」くらいの毛量にすることで全体が重くならず、明るい印象を演出できます。
(3)後れ毛にカールをつける
後れ毛をコテやストレートアイロンを使ってゆるく巻くだけで、お洒落感が出ます。
動きも出るので顔の印象を明るく見せることができ、華やかさも増します。
(4)毛束を放射状に引き出すことで自然な立体感に
毛束を引き出す時は、写真の赤線のように放射状に引き出すことで立体感のある仕上がりになります。
この時、ボリュームがほしいトップや後頭部は2センチほど毛束を引き出し、ボリュームを抑えたいサイドや襟足は1センチほど毛束を引き出すと、きれいなシルエットが完成します。
今回ご紹介した若見えするまとめ髪のポイントはどんなヘアアレンジにも使えますので、ポイントを意識しながらぜひやってみてくださいね!
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3)
【関連記事】
・40・50代の気になるシミを薄くする!見落しがちな方法って?
・髪の長さを変えずにイメチェン!若見えが叶う前髪スタイル5選
・たるみは髪型でカバー!40・50代がすべきリフトアップ若見えヘア
・リフトアップが叶う!おしゃれで簡単な「こなれポニーテール」
・白髪を一瞬で隠す!白髪をカバーするスタイリングテク