皆さんの運動する時間帯は“朝”ですか? それとも“夜”でしょうか。「朝は少しでも長く寝ていたいし、身支度などやることがたくさんあるので、忙しくて運動する時間なんてない」という方が多いと思います。
しかし、コロナ過でお家時間が増えて、運動不足や筋力の低下が問題になっていることも現実です。
運動するなら断然「朝」をおすすめします。フィットネス美トレーナーの筆者が、朝に運動をおすすめする理由をご紹介します。
■運動するなら「朝」がおすすめ
朝に運動をすると脳や身体が目覚めるように活性化しやすくなるため、スッキリとした1日を始めることができます。
私たちの身体は「交感神経」と「副交感神経」の2つの自律神経によって支配されています。活動的な時は交感神経が優位になり、リラックスしている時は副交感神経が優位に働いています。
活動的な交感神経が優位に働くと血流が促進されてエネルギーを消費しやすくなり、基礎代謝も上昇しやすくなります。すなわち、朝に運動すると活動的な交感神経が刺激されるので、基礎代謝を高め痩せ体質に導くことができるのです。
海外では早朝のジムが当たり前!?
アメリカでは、早朝にジムに行きひと汗流してシャワーを浴びてから仕事に行く人が多いです。ぎりぎりまで寝ていて頭がぼーっとしたまま仕事に行くよりも、朝身体を動かしてから仕事に行く方が頭も身体もすっきりして仕事がはかどるそうです。
また、朝にジムに行くと夜は自分の好きなことができるので、まさに「早寝早起きは3文の徳」です。筆者は国際結婚で夫がアメリカ人なのですが、朝3時に起きてまずはジムに行ってから職場に行きます。日本人は、仕事終わりの夜にジムに行くパターンの方が多いと思います。
朝、運動して頭と身体のスイッチをオンにして、スッキリとした1日を過ごしてみませんか?
■朝におすすめの運動
寝ている時は、副交感神経が働いています。なので、朝起きてすぐに激しい運動をするとケガにつながる場合があります。寝ていた脳や身体のスイッチを入れるためにも、まずは深呼吸やストレッチ、ヨガ、ウォーキングや軽いジョギングがおすすめです。
ジョギングをする際はいきなり走り出さず、初めは歩きながら深呼吸やストレッチをして徐々に走ると良いでしょう。
■朝ご飯のタイミング
朝起きて軽く水分補給をし、朝ご飯を食べる前に運動をすることがおすすめです。運動後に朝ご飯を食べましょう。朝ご飯をしっかりと食べてから運動をすると血液は身体を動かしている骨格筋に集中してしまい、消化不良を招く場合があります。
どうしてもお腹が空いていて力が入らないという方は、胃に負担をかけないように運動前に軽く食事をし、その後にまた朝ご飯を食べると良いでしょう。筆者は朝にどうしてもお腹が空いた時は、バナナを食べてから運動をすることもあります。
季節はもうすぐ夏です。朝、明るくなる時間も早くなってきています。蒸し暑い時間をさけて朝気持ちよく身体を動かして頭と身体をすっきりさせ、心身共に健康的にサマータイムをエンジョイしましょう!
(フィットネス美トレーナー MIKA)
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