「脂肪を燃焼するためには代謝を上げることが大切」ということは多くの方がご存知ですよね。その代謝を効果的に上げるには、自律神経のバランスを整えることが重要です。
朝に軽い運動やストレッチをとり入れると自律神経のバランスが整いやすく、代謝UPが狙えます。
ヨガインストラクターである筆者が、自律神経を整えるトレーニングをご紹介します。ぜひ、試してくださいね。
■自律神経が整うとなぜ代謝が上がるの?
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。主に交感神経は身体の働きを促し、副交感神経は身体を休める働きがあります。役割が違う2つの神経が状況に合わせてそれぞれ働くことで、私たちの身体は常にベストな状態をキープしようとしています。
ですが、この2つの自律神経のバランスが乱れてしまうと、通常の役割がうまく機能せず、身体に不調を感じる場合があります。特に、交感神経に偏りすぎて血管が収縮し血流が滞ると、代謝が落ちたり、むくみや冷えの原因につながります。また、腸の働きも弱くなりやすいので、便秘を招く場合もあります。
以上のことから、代謝を効率的に上げるには自律神経のバランスを整えることが大切です。
■痩せ体質を作るストレッチ
STEP1:足裏を合わせて前屈する
膝を立てて座ったら、足裏を合わせて両膝を外側に開いて寝かせます。
息を吸って背筋を長くしたら、息を吐きながら太ももの付け根から上半身を倒します。この状態で10秒キープしましょう。
STEP2:足を絡めてツイストする
仰向けになって両膝を立てます。右足を左足にかけたら、吐く息とともに足を左に倒して10秒キープします。
キープが終わったら吸う息とともに足を起こして、足をほどきます。
今度は、左足を右足にかけ、吐く息とともに足を右に倒して10秒キープします。足を倒した時に目線を足と反対方向に向けると、首がストレッチされて気持ちいいですよ。
キープが終わったら吸う息とともに足を起こして、足をほどきます。
STEP3:仰向けで足をパカパカ
仰向けになったら足裏を合わせます。その状態で足を上下に動かします。リズミカルな呼吸に合わせて、テンポよく30回動かしましょう。
この動作で鼠蹊部リンパ節にアプローチすることで下半身のむくみや股関節の柔軟性改善が見込めます。その結果、代謝UPにつながります。
次に、足裏を合わせたまま手でつま先を掴み、左右にゴロンゴロンと30回動きます。大きく身体を動かすことで背中全体の筋肉がほぐれて、血流やリンパの流れがよくなります。
背中や腰がこっている方は、この動作を少し長めにやるとリラックスな気分が味わえますよ。
今回ご紹介したトレーニングは固まった筋肉をほぐすので、リラックス効果が期待できます。朝に行うことで身体が目覚めて代謝UPが期待できるので、ぜひ朝の習慣にしてみてくださいね!
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3)
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【参考】
※誰でもできる自律神経の乱れを整える方法で体調管理 – 朝日新聞
※心筋 – 東邦大学
※自律神経を整えるには腸の働きが大切 – ココカラファインヘルスケア