毎日スキンケアをしているのに、「肌荒れが改善されず肌につやがなくなってきた」「なんとなく肌の調子が悪い」とお悩みの方もいらっしゃると思います。
それは、もしかしたら自律神経の乱れが原因になっているかもしれません。
理学療法士の筆者が、日常生活で自律神経を整えるコツをご紹介します。
■自律神経とは
自律神経は、「呼吸」「食べたものの消化・吸収」「体温の調節」「免疫機能の調節」といった、生命活動に欠かせない動きを、私達の意志とは無関係に24時間調節しています。
自律神経には、リラックスをしている時の「副交感神経」と活動モードの「交感神経」があり、どちらもバランスよく活動しています。
この自律神経が乱れると、「手足の冷え」「めまいや立ちくらみ」「疲れがとれない」「夜に寝つきが悪い」などの症状が出る場合があります。
■日常生活で自律神経を整えるコツ3つ
(1)規則正しい生活
寝る時間や起きる時間を一定にしましょう。
平日と休日で、寝る時間や起きる時間がバラバラになると、身体のなかにある体内時計のリズムが崩れ、自律神経の乱れへとつながります。また、体内時計のリズムが崩れると、夜に寝つきが悪くなる場合もあります。
睡眠は、美肌のための大切な時間です。誘惑に負けて休日の朝に寝坊しそうになったら、いつも通りに一度起きて、朝のルーティーンを終わらせてから昼寝をするようにしましょう。
(2)首や足を温める
「冷えは万病のもと」という言葉をよく耳にしますね。首や肩を温め血流のめぐりをよくすることで、こりなどの不調改善に導くことができます。
足湯などで足元を温めるといいでしょう。夏はクーラーの冷気が足元にたまり、意外と冷えています。オフィスにいる時は、足元が冷えない工夫をすることも大切です。
夜、ぬる目のお風呂に少し長めに入浴することもおすすめです。
(3)軽い運動
適度な運動はストレス発散につながります。呼吸をゆっくりと整えながら行うヨガや、筋肉を気持ちよく伸ばすストレッチは、簡単にできるのでおためしください。
また、近所をお散歩するのもとてもいいことです。近所の知らない場所を探検すればプチ旅行気分を味わえ、新しい発見があるかもしれませんね。
美肌を保つためにも、自律神経の乱れにはご注意くださいね。
(著者/講師/理学療法士 矢間 あや)
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