なにかと話題の腸内フローラ。ヤセ菌、デブ菌など、ダイエットともつながりが深い腸内フローラを、いい状態に保つために欠かせないのが食物繊維です。
野菜や果物などから食物繊維をとれば、プラスαの栄養素をとることができるのもいいところです。ならばそれで美腸食材を選んでみるのもよいかもしれません。
腸内フローラ、プラスαの効果が期待できる食べものを5つ、目的別にご紹介します。
(1)ダイエットなら「昆布」
昆布は「水溶性食物繊維の塊」と言っても過言ではない食品。
さらに、色素成分「フコキサンチン」には、脂肪を蓄積する白色脂肪細胞を刺激して、脂肪を燃焼させやすくする働きがあることがわかっています。
ダイエット重視なら昆布がオススメ!
(2)美肌なら「トマト」
美肌成分としてお馴染みのリコピン。
リコピンには、シミの元となるメラニンを生成する酵素の働きを抑える、コラーゲン分解酵素の働きを抑える、日焼けによる皮膚の肥厚を抑えるなど、シミやシワ対策に効果があることがわかっています。
紫外線が強くなるこれからの季節は、積極的にとりたいですね。
(3)PMS対策なら「納豆」
体内でエストロゲンと同じ様な働きをすることで有名な大豆イソフラボン。
イソフラボンは、いくつかの糖が連なった状態で大豆に含まれています。そのため、どの程度吸収できるかは、その人の腸内環境によるところが大きいのですが、納豆や味噌などの発酵食品は、発酵過程でイソフラボンが分解されているため、大豆そのものを食べるより、吸収がいいといわれています。
(4)貧血対策なら「ヒジキ」
ヒジキには、豚レバーの約6倍の鉄が含まれています。
鉄は身体に吸収されにくいミネラルですから、毎日の食卓にヒジキを添えて、こまめに鉄チャージしたいですね。
(5)むくみなら「リンゴ」
リンゴにはペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維が含まれています。
体内で水分バランスを保つ働きのあるカリウムが豊富なので、味付けの濃いものが好きな方や外食が多くむくみがちな方はリンゴを習慣にするとよさそうです!
同じ食べるならプラスαの効果が期待できるものがいいですよね。腸内フローラをいい状態にして、心も身体もキレイを保ちたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)
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【参考】
※フコキサンチン – 昆布の栄養機能研究会
※リコピンと美白・美肌に関する研究 – KAGOME
※「大豆の加工形態によるイソフラボン生体吸収量の比較」(日本栄養・食糧学会誌 第68巻 第1号 25‒29(2015))(PDF) – 科学技術振興機構
※ひじきの栄養 – くらこん
※成分情報 りんご – わかさ生活