秋になるとスーパーでよく見かける「柿」には、むくみ取りや老廃物の排出に役立つ成分が多く含まれているので、食べ方によってはダイエットの手助けになるでしょう。
ベジ活アドバイザーの筆者が、ダイエット中におすすめしたい柿の食べ方をご紹介します。意外な美味しい組み合わせもありますので、無理なく試してくださいね。
■ダイエット中におすすめしたい柿の食べ方3つ
(1)よく噛む
早食いの人はそうでない人に比べて肥満のリスクが4.4倍高いという研究があります。ゆっくりとよく噛むことは早食いの防止になるだけではなく、満腹中枢を刺激して暴飲暴食予防になることがわかっています。
柿はプリンやゼリーなどと比較すると粗食回数の多い食材なので、ダイエットにも好意的に働くでしょう。少し大きめにカットすることもおすすめです。
食事をすると消費するエネルギーの“食事誘発性熱産生”は、よく噛むことでより高くなるといわれています。噛むことは代謝UPにもつながるので、ダイエット中は普段よりも噛む回数を増やすよう意識してみてください。
(2)あたためて食べる
柿には機能性成分である「GABA」や「シトルリン」が含まれており、GABAはストレス軽減を助ける成分で、シトルリンは血流改善やむくみの改善に役立つ成分です。これらは加熱によって含有量が増えることがわかっています。
フライパンで焼き色をつけた柿はシナモンやコショウともよく合い、シナモンには血流の改善を高める働き、コショウには代謝を高める働きが期待されています。
加熱することで果肉が柔らかくなると生とは違った風味を楽しむことができますので、ダイエット中のおやつに加えてみてはいかがでしょうか。
(3)発酵食品と一緒に食べる
柿には腸内環境を整える働きがある「食物繊維」が多く含まれています。食物繊維は発酵食品や腸内細菌のエサとなる「オリゴ糖」などと一緒にとるとよいといわれていますので、朝のヨーグルトに加えたり、クリームチーズと一緒にサラダの具材にしてみるとよいでしょう。
意外ですが、柿はキムチとも好相性。和えものにしても美味しいですよ。
甘い「柿」ですが、ダイエット中でも食べ方を工夫すれば罪悪感なく食べることができます。旬の時期に、調理法や食べ方のバリエーションを増やして楽しみましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※早食いする大学生は肥満になりやすい 3年の追跡調査で確認 – 岡山大学
※食事誘発性熱産生 / DIT – e-ヘルスネット
※柿は加熱調理すると健康成分が増加する – 慶應義塾大学先端生命科学研究所