40・50代になると、肌悩みが複合的になりやすいもの。お悩みに応じた化粧水を正しく使うことによって、うるおい豊かでなめらかな肌をキープしやすくなります。
コスメコンシェルジュで美容ライターの筆者が、肌悩みに応じて使い分けたい3つの化粧水と、それぞれの正しい使い方をご紹介します。
■用途によって使い分けを!主な化粧水の種類
「化粧水」と聞くと、“水分を与える保湿アイテム”というイメージが強いかもしれません。ですが実は、化粧水は大きく分けて3種類あり、それぞれ役割が異なります。
本来の肌悩みに合っていない化粧水を選んだり、誤った使い方をしていると、悩みが悪化してしまうこともあります。理想的な肌に近づけるには、悩みに応じた化粧水を選び、正しい使用方法でお手入れをすることが大切です。
まずは、3種類の化粧水をご紹介します。
(1)保湿化粧水
もっともベーシックな化粧水で、保湿を目的としたアイテム。洗顔後、肌にうるおいを与えるために使います。
(2)ふき取り化粧水
汚れや古い角質を除去し、後から使う化粧水の浸透を高めるアイテム。洗顔後、保湿化粧水を塗る前に使います。
(3)収れん化粧水
肌を引き締めたり、皮脂分泌を抑える化粧水。一般的に乳液の後に使いますが、洗顔後に使うタイプもあります。
■肌悩みに応じた正しい化粧水の使い方
乾燥には「保湿化粧水」をじっくりハンドプレス
普段のお手入れや乾燥ケアには、保湿化粧水を使います。他の化粧水はお悩みに応じてプラスするものですが、保湿化粧水は毎日朝・晩に欠かさず使用することが大切です。
とくに、ふき取り化粧水を使った後は、古い角質が落ちて肌がデリケートになっている方も少なくありません。保湿化粧水できちんとうるおいを与えましょう。
コットンを使って肌になじませてもOKですが、保湿重視のときは手のひらにたっぷりとり、肌を包み込んでじっくりとなじませるのがおすすめです。ハンドプレスによって化粧水の浸透を高められるだけでなく、気分も落ち着いてリラックスできます。
肌のごわつきには「ふき取り化粧水」でやさしくなでる
皮膚が固くなりゴワゴワとしているときは、肌表面に古い角質がたまっているサインです。原因としては、肌の乾燥や紫外線によるダメージ、ターンオーバーの乱れなどが考えられます。
肌がごわついた状態では保湿化粧水の浸透が悪くなるため、古い角質を落としましょう。角質ケアをすることによってごわつきが解消されると、角質で暗く見えていた肌が明るくなるでしょう。
ふき取り化粧水は、コットンに染み込ませて使います。コットンに付着した汚れを見るとゴシゴシとこすりたくなりますが、強い摩擦はNG。力を入れずにやさしくなでるようにふき取りましょう。
ふき取った後は、保湿化粧水でうるおいを与えてください。
毛穴の開きには「収れん化粧水」でキュッと引き締め
肌や毛穴の引き締め効果を重視したいときは、洗顔後、保湿化粧水の前に使ってみてください。洗顔後の肌に使うことで引き締め効果が高まるといわれています。
皮脂のコントロール効果を求める方は、乳液の後に使ってください。スキンケアの最後に使うことによって、皮脂による化粧崩れを防ぎやすくなります。
収れん化粧水を使うときは、コットンがひたひたになるくらいたっぷりとり、肌がひんやりするまでTゾーンを中心にパッティングしてください。心地よく肌を引き締めることができます。
一口に「化粧水」といっても、種類が変わると役割や効果が変わります。肌悩みにあった化粧水を正しく使い分けて、理想のコンディションに導いてくださいね。
(コスメコンシェルジュ・美容ライター/古賀 令奈)
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