熱中症予防のためにも、夏はこまめに水分補給することが大切です。暑〜い夏に、冷えた室内でアイスドリンクをごくごくと飲む。夏場のたまらないひと時ですよね。頻繁にアイスドリンクを飲む夏は、氷が溶けて水っぽくなることが気になりつつも「仕方のないことだから……」と諦めていませんか? 実は、氷は作り方やドリンクへの入れ方によって溶けにくくすることができます! 今回は料理研究家である筆者が、夏のおもてなしにもぴったりの「アイスドリンクの氷を溶けにくくする方法」をご紹介いたします。
■1:氷の中の空気をなるべく取り除く
一度沸騰させてから凍らせる
氷は空気に触れている部分から溶け出します。ですから氷の中に気泡がたくさんあればあるほど、その氷は溶けやすいといえます。一度沸騰させると、水の中の空気が抜け、凍らせたときに気泡ができにくくなります。
急激に冷やさない
ゆっくりと凍らせることで、水の中の空気が外に逃げ出す時間を与えることができます。一度沸騰させた水を、ぬるま湯の段階で冷凍庫に入れるのではなく、真水にしてから入れるよう心がけましょう。
■2:水道水ではなく、ミネラルウォーターを凍らせる
不純物が多いほど、氷の中に気泡ができやすくなり、そこからすぐに溶け出す原因に。日本の水道水はそのまま飲むことも可能ですが、溶けにくい氷を作るためには、やはりミネラルウォーターなどの不純物が少ない水を凍らせるのが無難です。
■3:熱い飲み物はきちんと冷ます
基本中の基本ですが熱い飲み物に加えると、当然氷はすぐに溶け出します。ご家庭で作った麦茶などは、すぐに飲みたくても我慢しましょう。すぐに飲み干してしまえば大丈夫! と思われがちですが、氷は入れた瞬間からすぐに溶け始めます。結果としてドリンク本来の味が水で薄まってしまうので、オススメできません。ドリンクを濃く作れば大丈夫にも思えますが、氷の味が感じられたり、グラスが割れたりする原因にもなりかねません。特にお客様に出すときは、きちんと冷蔵庫で冷やしたドリンクに氷を入れる方が良いですね。
いかがでしたか? このように、たったひと手間で、溶けにくい氷を作ることは可能です。また、これらの方法は溶けにくいだけでなく、キレイでおいしい氷を作ることにもつながります。普段は面倒でも、上品で溶けにくい氷を作りたいときに、ぜひ試してみてください!
(料理研究家 オガワチエコ)
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