皆さんは誰かと話をする時、一番にどこを見ますか? その人の顔やその周辺が視界に入っていると思われます。当然ですが、お腹や下半身は見ませんよね。
ということは、顔周りにある上半身のパーツが私たちの印象を決めるのです。若々しくほっそり見せるためには、ウエストよりも腕の細さが重要。
ヨガインストラクターの筆者が、二の腕を引き締めるヨガポーズをご紹介します。
■二の腕のタプタプは老け見えの元凶
どこを鍛えればいいの?
それはズバリ、「上腕三頭筋」(じょうわんさんとうきん)。この部分は、腕を伸ばした時にしか筋肉が緊張しないのです。
腕を曲げた状態と、伸ばした状態で二の腕をつまんでみましょう。腕を曲げて力こぶが盛り上がっている時には下側がプヨプヨしているのがお分かりになるでしょうか? 日々、子供を抱っこしたり重たいバックを持って筋肉は使っているのに腕が引き締まらない…。というのは、曲げた状態で力を使うことが多い為です。腕を伸ばした状態で力を入れる(押す、引く)という動作はあまりしない為、二の腕が緩んでくるのです。
普段の生活ではなかなか腕を伸ばした状態で力を入れることってありませんね。そこでヨガの出番。有効なポーズをご紹介します。いずれも1分程度でOK。気軽に始めてみましょう。
■二の腕のふりそでを解消するヨガポーズ
ふりそで解消ポーズその1.「ダウンドック」
1.四つん這いからスタート。手はパーにして肩の真下の床をしっかりと捉えましょう。
2.手のひらで前方に床を押し、つま先立ちで膝を浮かせ、お尻を天井へ引き上げます。
3.可能であればかかとを床へ下ろし、「へ」の字の形に。このままゆっくり呼吸を繰り返し、1分ほどステイします。
※壁を使った簡易版もあります。
1.壁にひっついて立ち、足を骨盤幅に開きます。腰の高さで手を開いて壁につきます。
2.手で壁を押しながら、腰の位置まで後ろに歩く。そのまま呼吸を繰り返し、1分ほどステイします。
これなら家事の合間、外出先のトイレなんかでも出来ちゃいますね。
ふりそで解消ポーズその2.「プランク(板のポーズ)」
腕立ての体勢になります。先ほど紹介したダウンドックのポーズから移行しても◎。腕は床に対して直角、手のひらは肩の真下の床。このまま1分ほどステイします。
※キツイと感じた方は膝をつく簡易版で無理なく行いましょう。
これでこの夏はノースリーブも怖くない! 今回ご紹介したいずれのポーズも、体幹&基礎代謝をアップしてくれるもの。燃えやすい身体になるのでダイエット効果も期待できますよ。すっきりした二の腕で夏を迎えてくださいね。
(ヨガインストラクター/顔ヨガインストラクター 千葉ゆか)
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