2019年07月03日
座ったまま5分!くびれる&全身ほぐれるチェアストレッチ
薄着の季節に、「重い身体をスッキリさせようとストレッチをしただけなのに、筋肉を痛めてしまった」という経験はありませんか?
30代を過ぎると、若い頃の身体とは変化があります。筋肉量は減り、関節の可動域も狭くなる年頃なので、なんでもない動きでもケガをする可能性があります。
YOGAエクササイズディレクターの筆者おすすめ「座ったまま5分でできる全身ストレッチ」をご紹介します。
■スキマ時間に全身ほぐれる「チェアストレッチ」
このストレッチは座ったままできるので、運動が苦手な人にもおすすめです。ほぐれる部位は、股関節から腰周り、臀部などの大きな筋肉群をほぐします。その結果、血流が促され、むくみや身体のだるさが改善されます。
また、横に倒すストレッチは体幹を意識して真横に倒してください。この意識でクビレがしっかりつくられます。
たかがストレッチと思わずに「どの部位の筋肉が伸びているかな?」と意識を向けて、ストレッチ以上の効果を感じてみてください。
注意点
・決して無理をせず、伸ばして気持ちのいい範囲でじっくりと動作しましょう。
・伸ばす時には、息をゆっくりと吐くようにしましょう。
・伸ばした際に鋭い痛みを感じる方向は、キープ時間を短めにしましょう。
・伸ばしている部位に意識を向けるように、自分の身体に集中しましょう。
期待できる効果
・股関節、臀部、ウェスト、肩をほぐす
・腹筋の強化と引き締め
・腰痛改善
・冷え改善
・むくみ改善なのど
実践回数&期間
1日3分を目安に、疲れを感じた時にいつで行ってください。心身ともに変化を感じられるはずです。
「チェアストレッチ」のやり方
(1)イスに浅めに座り、ひざが直角になるように足を開きます。両手はひざにそえて、あごを軽く引いて吐く息とともにドローイング状態(お腹を腰に引き寄せる)をしましょう。
(2)ゆっくり吐く息とともに左手でひざを抑え、目線は右ひざに向けます。ゆっくりと左のお尻周辺の股関節から左腰などを伸ばします。そのまま10呼吸キープしてください。
ゆっくり息を吸いながら正面に戻り、反対側も同様に動作しましょう。動作中は背中が丸まり過ぎたり、反り過ぎないように注意しましょう。
(3)足を腰幅に戻し、右足を横に伸ばします。両手を頭の後ろにそえてドローイングします。
(4)ゆっくり吐く息とともに上体を右側に倒します。そのまま10呼吸ほどキープしてください。両肘が顔の前にかぶらないように、伸びている左腰を斜め上に押し上げるイメージでお腹の筋肉を刺激しましょう。
息を吸いながら上体を正面に戻し、吐く息とともに反対側も同様に動作を繰り返しましょう。
(5)足を腰幅に戻し、右くるぶしを左ひざに乗せます。右ひざと左ひざが横一列に並ぶように、ゆっくり右手で右ひざを床方向に押しながら呼吸を深めます。
ひざがとても浮いてしまう人は、右ふとももを外側に回しながら股関節を緩めてください。それでも痛みを感じる人やひざが浮きすぎるという人は、床方向に押さずに状態キープのみでOKです。
(6)ゆっくり吐く息とともに上体を倒します。おへそが床と平行になる位置を目安に、10呼吸キープしてください。この時、お腹を前に押し出しおへそのシワを伸ばすイメージで腰が丸まらないようにし、首と肩がつまらないように注意しましょう。
息を吸いながら上体を戻します。反対側も同様に動作しましょう。
一連のストレッチを実践すると、全身が軽くなる感覚が味わえると思います。関節周りの筋肉の強張りを解消して、可動域を広げてくださいね。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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