マドンナやミランダ・カーなど、ヘルスコンシャスな海外セレブの間では既に常識となりつつある『ココナッツオイル』。日本でも人気急上昇中ですね。どうやら美容に良さそうだけれど、何が良いのか判らない…。どうやって使ったら良いのか判らない…。という方も多いのでは!? そこで今回は、『ココナッツオイル』の魅力と、使い方をご紹介したいと思います。
■『ココナッツオイル』の魅力 3つ
(1)抗酸化力がスゴイ!
ココナッツオイルの脂肪分の約60%が中鎖脂肪酸。中鎖脂肪酸は、肝臓で分解されケトン体となります。このケトン体は、神経細胞に届き脳を活性化させることで注目されています。さらに、米カリフォルニア大学のバーデン教授によれば、ケトン体にはSODやFOXO3a、カタラーゼなど“活性酸素を除去する酵素を活発に働かせる”効果があるとのこと。もともと身体に備わっているアンチエイジング機能を高めてくれるのが『ココナッツオイル』です。
(2)燃焼スピードが速い!
中鎖脂肪酸は、腸での消化吸収に消化酵素を必要としないため、一般的なオイルや肉に含まれる長鎖脂肪酸の約4倍のスピードで吸収され、約10倍のスピードで代謝されると言われています。つまり、ココナッツオイルは、食べてもすぐにエネルギーに変換され、身体に余分な脂として溜めこまれないのです。また、ココナッツオイルは、トランス脂肪酸ゼロ、コレステロールゼロで、美ボディキープにもおすすめ。
(3)命のオイル「ラウリン酸」が半分も!
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸の約50%が「ラウリン酸」。ラウリン酸とは、母乳に含まれる成分で、赤ちゃんが成長する過程で欠かせない“命のオイル”とも呼ばれています。ラウリン酸には免疫力を高める効果があり、健康なカラダ作りに◎。
■いつ?どれだけ食べるのがオススメ?
ケトン体の特徴を利用した食事法「ケトジェニックダイエット」を推奨されている順天堂大学の白澤教授によれば、ケトン体を有効に働かせるためには、1日大さじ2~3.5杯のココナッツオイルの摂取がおススメとのこと。また、中鎖脂肪酸は食後約3時間後に分解されて、脳や筋肉に届くそうですから、エネルギーを必要とする朝や昼に摂るのがおすすめ。
■『ココナッツオイル』の扱い方
ココナッツオイルは、25℃以上で液体、20℃~25℃でペースト状、20℃以下で固形と形状が変わります。常温では、季節に応じて液体になったり固形になったりするのですが、形状の変化や、加熱をしても成分が変わることはありませんので、使いやすい状態で保存しましょう。
使い方は色々…
- ペースト状で保存して、バター代わりに
- スムージーやコールドプレスジュースに入れて
- 炒め物など、加熱用のオイルとして
- ドレッシングのオイルに
『ココナッツオイル』を選ぶ時は、低温圧搾されたエクストラバージンのココナッツオイルを選びましょう。
注目度ナンバーワンと言っても過言でないほど注目度の高い『ココナッツオイル』。ビューティー&ヘルシーフードとして、毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※ココナッツオイルバイブル クロワッサンSpecial特別編集 - マガジンハウス