自宅にいる時間が多い時こそ、「手作り料理」に挑戦するチャンスです。保存料フリーの手作りおやつで、身体の中からキレイを磨いて心身ともに健やかな毎日を送りませんか?
インナービューティー料理研究家の筆者が、スーパーフードを使った手作りマフィンのレシピをご紹介します。おやつにはもちろん、朝ごはんにもおすすめです。
■クコの実入り!バナナと高カカオチョコのマフィン
材料(マフィン型6個分)
A
・薄力粉 120g
・全粒粉 30g※なければすべて薄力粉でもOK
・ベーキングパウダー 小さじ1.5
B
・粉末黒糖、またはきび砂糖 30g
・豆乳 90ml
・菜種油 大さじ3
・アガベシロップまたはメープルシロップ 大さじ2
C
・バナナ 2本
・高カカオチョコレート(板チョコ) 適宜
・クコの実 約30粒
下準備
オーブンを180度で予熱しておきます。
作り方
(1)大きめのボウルにBの材料を全て入れ、泡だて器でよく混ぜ合わせます。粉末黒糖が溶けたらAをふるい入れ、混ぜ合わせます。
(2)トッピング用にバナナを6枚スライスし、残りのバナナをフォークの背で潰してなめらかなペースト状にします。板チョコは粗く砕きます。
(3)マフィン型に紙カップを敷き、(1)の生地を半分入れます。クコの実を5粒ずつ加えたら、さらに生地を8分目まで加えます。スライスしたバナナ、砕いたチョコを均等にトッピングします。
(4)(3)を予熱したオーブンに入れ、180度で30分焼きます。焼きあがったら火傷に気をつけながら型から外し、粗熱がとれるまで常温で冷ませば完成です。
■「バナナと高カカオチョコのマフィン」の美容ポイント
バナナ
豊富な「食物繊維」が腸活をサポートします。しっかりとした自然の甘みがあるので、砂糖不使用でも満足する味わいになるでしょう。
季節の変わり目の美腸作りは、肌荒れ知らずの美肌作りや免疫アップへの近道にもつながります。
高カカオチョコレート
高カカオチョコレートとは、チョコレートの原料である「カカオ」が70%以上のものを指します。カカオ本来の苦みが強く、抗酸化作用が高いのが特徴なのでアンチエイジングをサポートしてくれます。
そのままだとちょっと食べにくいという方も、甘みの強いバナナと合わせたマフィンなら美味しくいただけると思います。
クコの実
「ゴジベリー」とも呼ばれるクコの実は、あの楊貴妃も愛した食材だそです。栄養バランスにすぐれ、特に抗酸化作用の高い栄養素がバランスよく含まれているのが特徴です。
マフィン生地に混ぜ込むことでレーズンのような食感になります。ほんのり甘みも感じられます。
全粒粉
精製された小麦粉に比べ、小麦の表皮や胚芽が残った全粒粉には、「食物繊維」や「ビタミン」「ミネラル類」が豊富に含まれてます。
ヘルシー志向の方は小麦粉の一部(10〜20%ほど)を全粒粉に置きかえることがおすすめです。
保存料フリーで、混ぜて焼くだけの簡単マフィンのレシピです。抗酸化作用の高い食材を組み合わせることでアンチエイジングも期待できる、ギルトフリーなおやつが完成します。
自宅にいる時間がもっと楽しくなり、心や身体、肌も喜ぶレシピでキレイを磨きましょう。
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩亜矢子
「楽しく正しく食べてカラダの中からキレイに健康に」をモットーに、インナービューティーを軸としたコラム執筆やレシピ開発等を通じ女性のライフステージごとに関わる「食×美」の大切さを幅広く発信中。二児の母。)
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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社
※斎藤糧三/監修(2016年)『スーパーフード事典 BEST50』主婦の友社