2015年10月01日
アンチエイジング効率UP!トマトの食べ方&簡単レシピまとめ
ビューティーフードとして定着したトマト。身近で、摂り入れやすく魅力的ですね。トマトにはシミ・シワの予防になる「リコピン」、ヒアルロン酸の合成を促したり、糖や脂質の代謝を促す効果が期待できる「オスモチン」、脂肪燃焼作用があると言われる「13-oxo-ODA」など多くの美容成分が含まれています。そこで、トマトの有効成分をさらに効率よく吸収できる食べ方と、簡単レシピを4つご紹介します。
■美容と健康に役立つトマトの食べ方5つ
●細胞壁を壊して食べる
リコピンやオスモチンなどのファイトケミカルやビタミン・ミネラルは、細胞壁という固い膜の中に入っているため、細胞壁を壊して食べることがポイントです。「加熱」・「冷凍」・「粉砕」することで細胞壁が壊れますから、調理過程でどれか一つを加えると良いでしょう。
●ビタミンEと一緒に食べる
リコピンは、ビタミンEと一緒に摂ることで吸収率がUPすることが判っています。トマトサラダやトマトジュースには、オリーブオイルやアーモンドオイルを加えると良さそう!
●朝に食べる
カゴメの研究によれば、朝にリコピンを摂ると効率的に体内に吸収されるそうです。
●乳製品と一緒に食べる
ビタミンEと同様、乳製品にもリコピンの吸収を高める働きがあります。カプレーゼやトマトグラタンなど、トマト+チーズ、トマトジュース+牛乳やヨーグルトなどを合わせてもおいしいですよ。
●アルコールと一緒に食べる
アサヒグループとカゴメの研究によれば、アルコールとトマトを一緒に摂ることで、体内にアルコールが留まる量が約30%減少し、排出されるスピードが約1時間早まるのだとか。二日酔い対策には、トマトを食べたり、トマトを使ったカクテルをチョイスしてみて!
■お手軽トマトビューティーレシピ4つ
(1)冷凍トマトでスムージー
冷凍したトマトをスムージーに。仕上げにオリーブオイルを加えれば吸収率が更にUP。
(2)簡単!トマトグラタン
耐熱皿にスライストマトを並べ、パルメザンチーズをのせてトースターで焼いて出来上がり!
(3)固めるだけ!トマトゼリー
トマトジュースにお好みでハチミツを加え、ゼラチンを溶かして冷やし固めてトマトゼリーに。ダイエット中のスイーツにも◎。
(4)トマト缶で混ぜるだけガスパチョ
トマトの水煮缶と、キュウリ、パプリカ、玉ねぎ、にんにくなどお好みの野菜をミキサーにかけ、塩・コショウで味を調えます。冷やして食べても、温めてもおいしいですよ。
トマトは、年間通して手に入りやすい野菜ですから、毎日トマトを習慣にして美容・健康に役立てたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
【関連記事】
・美肌・ダイエットに!トマトジュースの吸収UP裏ワザまとめ
【参考】
※トマトの機能・効能について – トマト大学
※成分情報 オスモチン – わかさ生活
※脂肪細胞由来の善玉因子「アディポネクチン」の「真皮ヒアルロン酸合成促進作用」を発見 – カネボウ
※トマトから脂肪肝、血中中性脂肪改善に有効な健康成分を発見 – 京都大学
※トマトが飲酒後の血中アルコール濃度を低下させることをヒトで確認 – カゴメ
※朝にトマトを摂ると機能性成分“リコピン”が効率的に吸収されることを確認 – カゴメ