「白米は太る」というイメージをおもちの方も多いのではないでしょうか。ですが、白米はエイジングケアに欠かせない食材だということは知っていますか?
ぜひ、40・50代の皆さまにこそ食べてほしい理由があります。そして、せっかく食べるならよりエイジングケア効果を高める食べ方ができたらいいですよね。実は、炊飯時にちょい足しするだけでも立派な薬膳料理になるんですよ。
ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、「アンチエイジング」をテーマに簡単な炊き込みご飯のレシピをご紹介します。
■薬膳的「エイジングケアに必要な食材」3つ
薬膳的、エイジングケアを叶えるキーワードは以下の3つです。
(1)黒い食材
(2)血(けつ)を補う食材
(3)気(き)を補う食材
黒い食材はエイジングケアと関わりのある「腎(じん)」という臓腑を労わる食材で、薬膳の世界では昔から老化のスピードをゆるめる食材として親しまれてきました。
血はイキイキとした肌や髪を育む役割をしているので、血が減ると肌のくすみやクマ、髪のパサつきなどを招き、老けた印象を与えてしまいます。若々しく健やかであるためには、血を増やす食材を日々いただきましょう。
そして、そのすべての土台となるのが「気」です。なぜなら、気は血をつくることと腎を労わるために必要な土台となるものだからです。気は、”睡眠””呼吸””日々の食事”でつくられますが、気をつくる食材が「白米」なのです。ですから、つやプラ世代の方こそ、白米は食べるべきなのです。
■簡単!エイジング炊き込みご飯のレシピ2つ
土台である「気」を補う白米に、血を補う&腎を労わる食材をちょい足しすると効果アップが狙えます。食材を炊飯器にポンと入れて炊くだけの炊き込みご飯をいただきましょう。
筆者イチオシの炊き込みご飯のレシピをご紹介します。
(1)黒豆+生姜の炊き込みご飯
材料(2〜3人分)
・黒豆 80g
・生姜 30g
・米 2合
A
・酒 大さじ2
・塩 ふたつまみ
作り方
(1)洗った黒豆をフライパンで乾煎りします。皮が破れてきたらOKです。
(2)生姜を千切りにします。
(3)研いだ米にAを入れ、(1)と(2)を淹れて炊飯スイッチをオン(炊飯モードがおすすめです)にし、炊き上がったら完成です。
(2)ひじき+人参+ツナ+黒ゴマの炊き込みご飯
材料(2〜3人分)
・ツナ缶 1缶
・ニンジン 1/2本
・ひじき(乾燥でもゆでてあるものでもOK) お好みの量
・米 2合
・黒すりごま お好みの量
作り方
(1)ニンジンを千切りにしておきます。米を研いでおき、分量よりやや少なめ(2.5合くらい)の水をお釜に入れます。
(2)全ての材料をお釜に入れ、具材を混ぜて炊飯のスイッチをオン(炊飯モードがおすすめです)にします。
(3)食べる時に黒すりごまをかけたら完成です。
忙しい毎日のなかで品数をたくさんつくるのはむずかしいですが、炊き込みご飯であれば一品でも十分満足度がありますよ。おにぎりにしてランチに持っていくのもいいですね。少しの工夫で美味しく、かしこく栄養を摂ってエイジングケアをしていきましょう!
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
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