最近は、肉をメインに食べる食事法も注目されていますね。肉は、身体に必要なタンパク質が豊富なため、積極的に食べたい食材です。でも、基礎代謝が下がってくる40代からは、魚がオススメ。
魚には、体内で合成することができず食べものからとる必要のあるオメガ3系の脂肪酸が含まれています。このオメガ3系脂肪酸が、ダイエットにもアンチエイジングにも効果的なのです!
■40代からは「魚」を食べたい理由3つ
(1)基礎代謝UPに◎!
魚油に多く含まれるDHAやEPAなどの高度不飽和脂肪酸は、脂肪をエネルギーとして燃焼させる働きのある「褐色脂肪細胞」の働きを高め、さらに、「白色脂肪細胞」に脂肪が蓄積されるのを防ぐ働きがあることがわかっています。実際、魚油とオリーブオイルを比べた場合、魚油をとった人たちのほうが基礎代謝が上がったという実験結果もあります。基礎代謝UPには魚が◎です!
(2)免疫力UPに◎!
DHAやEPAには、アレルギー症状を引き起こす酵素の活性を抑えてくれる働きがあると言われています。さらに痒みや炎症を引き起こす物質が作られるのを防ぐ効果も期待できる成分です。
(3)巡りの良い身体に◎!
血液サラサラ成分としてもおなじみのDHAやEPAは、血管や血液の健康を守る働きがあります。血液がスムーズに流れる巡りの良い身体は、美容・健康の基本です。
■魚油の上手なとり方
油は熱で調理すると溶けて出てきてしまいますから、できるだけ油が溶け出さない調理法がオススメです。お刺身、グラタン、ホイル焼き、水煮缶を利用するのもいいですね。
お魚は、お肉と同じようにその約20%がタンパク質という高タンパクな食材です。基礎代謝UPには、筋肉量を落とさないことも大切。いろんな意味で、40代からは魚食がよさそうですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※京都大学大学院農学研究科教授 伏木亨「肥満の形成に及ぼす食事性脂肪の影響に関する栄養学的研究」(PDF) – Jミルク
※成分情報DHA(ドコサヘキサエン酸) – わかさ生活
※成分情報EPA(エイコサペンタエン酸) – わかさ生活
※国内外の最新医学研究で判明! 老化を食い止める食事と運動(日経ヘルス2016年5月号) – 日経BP社