ダイエット中に水分を摂ることは、代謝を下げないためにとても重要です。しかし、「本当に1日2リットル飲まないといけないのか?」「どんな飲み物が良いのか?」など、疑問に思うこともたくさんありますよね。
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、代謝を保つ痩せる水の飲み方について解説していきます。
■1日に必要な量
水の飲み方で最も大切になるのは量。代謝を適切に行うためには十分な量を飲むことが必要です。
目標は1日1.5リットルにすると良いでしょう。
人間が1日に排出する水分量は2.5リットルほど。ですから最低限はこの程度の水分を補給しなければいけません。
しかし、「水」を2.5リットル摂らなければいけないかというと、そうではありません。
人は水分を固形の食品で摂ったり、体内で合成したりしています。例えばお米には多くの水が含まれますし、脂肪を分解すると体内で水が発生します。
その量は合わせると平均的に1.3リットル。ですから液体以外から1.3リットル分の水分を補給しており、液体から補給する必要があるのは残りの1.2リットル分です。
汗をかくなどして、水分を多く排出する日もあることを考えると、1.2リットルよりも少し多めの1.5リットルを摂取しておくと安心です。
■起床後と入浴後には必ず水分を摂取
水分補給はタイミングも大切。特に起床後と入浴後には必ず飲むようにしましょう。
人は眠るために体温を低く保ちます。体温上昇を防ぐために人間は寝汗をかくのですが、その量は約200ml。コップ一杯分。
ですから、起床後には水分が特に不足した状態になっています。そのため、起床後は速やかに水分を摂取するようにしましょう。
また、入浴中も多く汗をかきますから、お風呂から上がったタイミングで水分を摂るようにしましょう。そのまま就寝すると朝には水分が多く抜けて脱水状態が強くなってしまいます。
入浴前後で体重を測り、減った分だけ水分補給すると良いでしょう。
■カフェインを避ける
水分補給はどのような飲み物でも構いませんが、カフェインが多く入っているコーヒーや緑茶などは避けた方が良いでしょう。
カフェインは利尿作用があり、尿を作ることで水分を体から減らしてしまいます。
カフェインは脂肪燃焼促進作用があると考えられていますが、水分摂取量が足りなくなって代謝が低下したら元も子もありません。
普段から飲むのはミネラルウォーターや麦茶、黒豆茶などにして、目を覚ましたい場合にのみコーヒーなどを使うと良いでしょう。
水分補給は、健康的にダイエットをする上ではとても重要です。まずはしっかりと量を確保することを意識し、飲むタイミングと種類に気をつけることが大切です。効果的に水分補給を行って、健康的に美しい体作りを行っていきましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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